
スマホ料金を節約したいと思ったとき、格安SIMへの乗り換えは大きな選択肢となります。なかでもLINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用の格安プランとして注目を集めています。「LINEMOの評判が悪い」「ラインモは電波が悪い」といった情報を見かけることもありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
本記事では、LINEMOが安い理由や実際の料金プラン、大手キャリアとの比較、さらにLINEMOのメリットやデメリットについて詳しく解説します。「LINEMOとはソフトバンクの新サービスだけど、docomoやau回線は使えるの?」「知恵袋でラインモのデメリットについて見かけたけど実態は?」といった疑問にもお答えします。
ラインモの評判や実際のユーザー満足度も踏まえながら、あなたの使い方に合った最適なプラン選びをサポートします。大手キャリアより大幅に安くなる可能性のあるLINEMOの料金シミュレーションを行い、あなたのスマホ料金節約に役立つ情報をご紹介していきます。
この記事のポイント
- LINEMOの料金プラン構成とデータ容量別の月額料金
- ソフトバンク・ドコモ・auとの料金比較とLINEMOへの乗り換えによる節約効果
- LINEMOのメリット・デメリットと実際のユーザー評価
- 家族で乗り換えた場合の具体的な料金シミュレーション結果
LINEMOの料金シミュレーションを様々な視点から解説

LINEMOの料金プランは一見シンプルでも、自分の使い方に合った選択をするには様々な視点からの料金シミュレーションが重要です。データ使用量、通話頻度、家族での利用状況など、大手キャリアとの料金比較だけでなく、各種オプションを含めた実質負担額も確認することで、乗り換え後の「想定外の出費」を防げます。
ここでは、LINEMOの料金体系を多角的に分析し、あなたに最適なプラン選択のための情報を提供します。
- LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用格安プラン
- LINEMOが安い理由とデータ容量別の料金シミュレーション
- 大手キャリアとLINEMOの料金シミュレーションの比較
- LINEMOの通話料金と各オプション追加時の料金シミュレーション
- LINEMOの家族割はある?家族で乗り換える場合の料金シミュレーション
LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用格安プラン

LINEMOはソフトバンクが2021年3月から提供している完全オンライン申込み専用の格安プランです。ソフトバンク回線をそのまま利用しているため、大手キャリアと同等の安定した通信品質を実現しながら、コストを大幅に削減したサービスといえます。
現在、LINEMOには2つの料金プランが用意されています。
- LINEMOベストプラン:3GBまでは月額990円、3GB超〜10GBまでは月額2,090円で利用できるプラン
- LINEMOベストプランV:30GBまで月額2,970円で利用できるプラン。5分かけ放題が標準付帯
どちらのプランもLINEギガフリーに対応しており、LINEアプリの主要機能(トーク、通話、ビデオ通話など)の利用時にはデータ通信量を消費しないという大きなメリットがあります。
また、LINEMOはキャリアメールの提供がない代わりに、LINEスタンププレミアムやLINE MUSIC for SoftBankなど、LINEを活用したユーザーに嬉しい特典も用意しています。
LINEMOが高品質な理由は、単に価格が安いだけでなく、ソフトバンクの通信インフラをそのまま利用している点にあります。MNO(Mobile Network Operator)としての信頼性と、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)の手軽さを兼ね備えた新しいタイプの通信サービスと言えるでしょう。
LINEMOが安い理由とデータ容量別の料金シミュレーション

LINEMOが大手キャリアと比べて料金が安い主な理由は、店舗運営費の削減、オンライン完結型のサポート体制、シンプルな料金プラン設計にあります。全ての手続きはオンラインで完結し、申し込みから契約、各種設定までウェブサイトやアプリを通じて行います。これにより余計なコストを抑え、ユーザーに還元する形で低価格を実現しています。
では、実際にLINEMOの料金プランをデータ容量別にシミュレーションしてみましょう。
LINEMOベストプラン(低〜中容量ユーザー向け)
- 0〜3GB使用:月額990円
- 3GB超〜10GB使用:月額2,090円
LINEMOベストプランV(大容量ユーザー向け)
- 0〜30GB使用:月額2,970円(5分かけ放題付き)
月間データ使用量別 料金シミュレーション
データ使用量 | 適用プラン | 月額料金 |
---|---|---|
1GB | ベストプラン | 990円 |
2.5GB | ベストプラン | 990円 |
4GB | ベストプラン | 2,090円 |
8GB | ベストプラン | 2,090円 |
15GB | ベストプランV | 2,970円 |
25GB | ベストプランV | 2,970円 |
データ容量を超過した場合の速度制限
- ベストプラン:3GB以下の場合、通信量超過後は300kbpsに、15GB超過後は128kbpsに制限
- ベストプランV:通信量超過後は1Mbpsに、45GB超過後は128kbpsに制限
LINEMOは余ったデータの繰り越しができないため、毎月の使用量に大きな変動がある場合は注意が必要です。ただし、データが足りなくなった場合は1GB単位で550円の追加チャージも可能です。
通信量の多くをLINEで消費するユーザーは、LINEギガフリーの恩恵で実質的に使えるデータ量が増えるため、より少ない容量のプランでも十分な場合があります。
大手キャリアとLINEMOの料金シミュレーションの比較

大手キャリアとLINEMOの料金を比較すると、その差は歴然です。3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と比較してみましょう。
ソフトバンクとLINEMOの料金比較
データ容量 | LINEMO | ソフトバンク(ミニフィットプラン+) | ソフトバンク(メリハリ無制限+) |
---|---|---|---|
〜3GB | 990円 | 3,278円〜5,478円 | 7,425円(低容量割適用で5,775円) |
〜10GB | 2,090円 | 該当プランなし | 7,425円 |
〜30GB | 2,970円 | 該当プランなし | 7,425円 |
ドコモとLINEMOの料金比較
データ容量 | LINEMO | ドコモ(eximo) |
---|---|---|
〜3GB | 990円 | 4,565円〜5,665円 |
〜10GB | 2,090円 | 7,315円 |
〜30GB | 2,970円 | 7,315円 |
auとLINEMOの料金比較
データ容量 | LINEMO | au(スマホミニプラン) | au(使い放題MAX) |
---|---|---|---|
〜3GB | 990円 | 3,465円〜6,215円 | 該当プランなし |
〜10GB | 2,090円 | 該当プランなし | 該当プランなし |
〜30GB | 2,970円 | 該当プランなし | 7,238円 |
大手キャリアは各種割引を適用することで料金が下がりますが、それでもLINEMOと比較すると1,000円〜4,000円ほど割高になる傾向があります。特に単身や2人世帯で、家族割などの恩恵が少ない場合はLINEMOの料金メリットが大きくなります。
ただし、大手キャリアは店舗サポートやキャリアメール、データ繰り越しなどのサービスがある点も考慮する必要があります。料金だけでなく、サービス内容とのバランスで選ぶことが重要です。
LINEMOの通話料金と各オプション追加時の料金シミュレーション

LINEMOの基本通話料金は30秒あたり22円で、この点は大手キャリアと変わりません。ただし、通話をよく利用する方のために、以下の通話オプションが用意されています。
通話オプション料金
- 通話準定額(5分かけ放題)
- 月額550円
- 1回5分以内の国内通話が無料
- ※LINEMOベストプランVには標準で付帯
- 通話定額(完全かけ放題)
- 月額1,650円(ベストプラン)
- 月額1,100円(ベストプランV)
- 国内通話が時間無制限で無料
現在、「通話オプション割引キャンペーン」を実施中で、契約月を1カ月目として7カ月目までは550円割引となります。そのため「通話準定額」は実質無料、「通話定額」は実質1,100円(ベストプラン)または550円(ベストプランV)で利用できるお得な期間があります。
オプション追加時の料金シミュレーション
プラン | データ容量 | 基本料金 | +5分かけ放題 | +完全かけ放題 |
---|---|---|---|---|
ベストプラン | 〜3GB | 990円 | 1,540円 | 2,640円 |
ベストプラン | 〜10GB | 2,090円 | 2,640円 | 3,740円 |
ベストプランV | 〜30GB | 2,970円 | 標準付帯 | 4,070円 |
その他のオプションサービス
- 留守電パック:月額220円
- 留守番電話サービス
- 着信転送サービス
- 着信お知らせサービス
- セキュリティパックプラス(L):月額660円
- 迷惑電話・メールブロック
- ウイルス対策
- 紛失時の遠隔ロックなど
- LINEスタンプ プレミアム
- ベーシックコース:月額240円(スタンプのみ)
- デラックスコース:月額480円(スタンプ・絵文字)
通話頻度に応じて最適なオプションを選択することで、余計な出費を抑えられます。特に「1回の通話が5分以内で収まることが多い」という方は、通話準定額がコスパ良く利用できるでしょう。
LINEMOの家族割はある?家族で乗り換える場合の料金シミュレーション

結論から言うと、LINEMOには家族割引のサービスはありません。また、ソフトバンクやワイモバイルユーザーの家族としてカウントされることもないため、家族の一部だけがLINEMOに乗り換えると、残りの家族の割引額が減少する可能性があります。
しかし、家族全員でLINEMOに乗り換えた場合、家族割がなくても総額では大幅に安くなるケースが多いです。家族での利用を想定した料金シミュレーションを見てみましょう。
2人家族での料金シミュレーション
キャリア | プラン | 2人分の月額合計 | LINEMOと比較 |
---|---|---|---|
LINEMO | ベストプラン(〜3GB) | 1,980円 | - |
LINEMO | ベストプランV(〜30GB) | 5,940円 | - |
ソフトバンク | メリハリ無制限+(家族割適用) | 13,530円 | +7,590円 |
ドコモ | eximo 3GB(家族割適用) | 6,556円 | +4,576円 |
au | スマホミニプラン 3GB(家族割適用) | 6,380円 | +4,400円 |
ワイモバイル | シンプル2 S(家族割適用) | 3,630円 | +1,650円 |
4人家族での料金シミュレーション
キャリア | プラン | 4人分の月額合計 | LINEMO比 |
---|---|---|---|
LINEMO | ベストプラン(〜3GB) | 3,960円 | - |
LINEMO | ベストプランV(〜30GB) | 11,880円 | - |
ソフトバンク | メリハリ無制限+(家族割適用) | 24,860円 | +12,980円 |
ドコモ | eximo 3GB(家族割適用) | 11,082円 | +7,122円 |
au | スマホミニプラン 3GB(家族割適用) | 10,710円 | +6,750円 |
ワイモバイル | シンプル2 S(家族割適用) | 6,160円 | +2,200円 |
このシミュレーションから、4人家族でLINEMOベストプランに全員が乗り換えた場合、大手キャリアと比較して月に約7,000円〜13,000円の節約になることがわかります。年間では84,000円〜156,000円の差額となります。
ただし、ワイモバイルなどの格安プランとの差は小さくなるため、店舗サポートの有無や提供サービスの違いなども考慮して選択することが重要です。
なお、LINEMOは契約者と異なる利用者の登録も可能です。そのため、18歳未満の子どものスマホとして親名義で契約することもできます。子どものインターネット利用を管理したい場合は、無料のフィルタリングサービスも利用可能です。
LINEMOの料金シミュレーションをする前に知っておくべきメリットとデメリット

LINEMOへの乗り換えを検討する際は、単に料金だけでなく、サービス全体の特徴を理解することが重要です。格安プランらしい魅力的な料金設定がある一方で、オンライン専用のサポート体制や機能制限などの注意点もあります。料金シミュレーションをして「安い!」と即断する前に、自分のスマホの使い方に合っているかどうかの確認が必須です。
ここからは、LINEMOを選ぶ際に知っておくべきメリットとデメリット、評判や実際の通信品質について詳しく解説していきます。
- LINEMOのメリットとLINEギガフリーによる実質的な料金削減効果
- ラインモの評判から見る実際の満足度と月額料金の費用対効果
- ラインモの電波が悪いという噂と通信速度の実態
- LINEMOにはドコモ・au回線はなくソフトバンク回線
- LINEMOの評判が悪いと言われる理由と実際のユーザーの声
- ラインモのデメリットを知恵袋や口コミサイトから検証した結果
LINEMOのメリットとLINEギガフリーによる実質的な料金削減効果

LINEMOの最大の魅力は、低価格ながら大手キャリア品質の通信を提供している点です。この品質と価格のバランスは、他の格安SIMにはない強みと言えるでしょう。
特に注目すべきは「LINEギガフリー」という特典です。これはLINEアプリを使った通信がデータ容量を消費しないというもので、日常的にLINEでのやり取りが多い人にとっては大きなメリットになります。
- LINEギガフリーの対象機能(データ消費ゼロ)
- LINEトーク(テキスト、スタンプ、写真、動画の送受信)
- LINE音声通話・ビデオ通話
- LINEアルバム閲覧・編集
- LINE VOOM(タイムライン)の閲覧・投稿
- LINE Pay、LINE家計簿の利用
一般的に、LINEのビデオ通話は1分あたり約4.5MBのデータを消費します。これを考えると、毎日10分のビデオ通話をするだけで、月に約1.35GBものデータを使うことになります。LINEMOならこれがすべて無料になるので、3GBプランでもデータ容量に余裕ができ、月額990円という最安プランで済ませられる可能性が高まります。
また、LINEMOでは契約事務手数料やSIMカード発行手数料が無料、解約金も発生しないなど、余計な出費がない点も大きなメリットです。
さらに、ソフトバンクのサブブランドだけあって、5Gにも対応しており、テザリングも追加料金なしで利用可能です。これらは格安SIMとしては珍しく、大手キャリアと遜色ないサービスレベルといえるでしょう。
「LINEMOベストプランV」では5分かけ放題が標準で付いている点も見逃せません。月に10回以上、5分以内の通話をする人にとっては、これだけで月550円の価値があります。
キャンペーンも充実しており、他社からの乗り換えでPayPayポイントがもらえるなど、初期費用の軽減効果も期待できます。
これらのメリットを総合すると、LINEMOは「安かろう悪かろう」ではなく、「安くて高品質」という、ユーザーにとって理想的なバランスを実現しているサービスだと言えるでしょう。
ラインモの評判から見る実際の満足度と月額料金の費用対効果

LINEMOユーザーからの評判を分析すると、全体的に満足度は高い傾向が見られます。特に「料金の安さ」と「通信品質の高さ」のバランスに対する評価が非常に良好です。 <!-- wp:heading {"level":4} --> <h4>ユーザー満足度の高いポイント</h4> <!-- /wp:heading --> <!-- wp:list --> <ul> <li>大手キャリアからの乗り換えで月額料金が半額以下になった</li> <li>LINEギガフリーで実質的なデータ容量が増えた</li> <li>通信速度が格安SIMなのに遅くない</li> <li>ソフトバンク回線の安定感がある</li> <li>手続きがオンラインで簡単に完了した</li> </ul> <!-- /wp:list -->
特に30代〜40代のユーザーからは「家族でまとめて乗り換えたら、年間で10万円以上の節約になった」という声も多く、費用対効果の高さが実感されているようです。
また、「LINEMOベストプラン」の3GB/990円というプランは、データ使用量が少ないライトユーザーから「必要十分な容量を業界最安級の料金で使える」と高く評価されています。特にLINEギガフリーの効果で、3GBが実質的には5GB程度の感覚で使えるという声も少なくありません。
「LINEMOベストプランV」の30GB/2,970円というプランについては、「大手キャリアの半額以下で大容量データが使える」「5分かけ放題付きでこの価格は破格」という評価が目立ちます。
満足度と月額料金の費用対効果を客観的に見ると、以下のようになります。
ユーザータイプ | 満足度 | 費用対効果 |
---|---|---|
ライトユーザー(〜3GB) | 非常に高い | 極めて高い |
ミドルユーザー(〜10GB) | 高い | 高い |
ヘビーユーザー(〜30GB) | 高い | 高い |
超ヘビーユーザー(30GB超) | やや低い | 中程度 |
一方で「プランの選択肢が少ない」「データ繰り越しがない」という点は、ユーザーによっては不満に感じる部分です。しかし総合的に見ると、LINEMOは多くのユーザーにとって費用対効果の高いサービスとして評価されています。
ラインモの電波が悪いという噂と通信速度の実態

LINEMOに対して「電波が悪い」「通信速度が遅い」という噂を見かけることがありますが、実態はどうなのでしょうか? 実際の計測データと口コミをもとに検証してみましょう。
LINEMOはソフトバンク回線を利用しているため、基本的には「ソフトバンクと同じエリアで、同じ品質の電波」が利用できます。そのため、ソフトバンクの電波が届くエリアであれば、LINEMOでも同様に利用可能です。
実際の速度測定データでは、LINEMOは格安SIM各社の中でも高速グループに位置しています。時間帯別の平均速度は以下の通りです。
時間帯 | 平均速度 | 格安SIM平均との比較 |
---|---|---|
朝(8時台) | 127.1Mbps | 約1.5倍 |
昼(12時台) | 738.5Mbps | 約3倍 |
午後(15時台) | 1227.5Mbps | 約5倍 |
夕方(18時台) | 1268.0Mbps | 約5倍 |
夜(22時台) | 48.0Mbps | 約1倍 |
特筆すべきは、多くの格安SIMで速度低下が顕著になる昼休み時間(12時台)でも、738.5Mbpsという非常に高速な通信を維持している点です。これはYouTubeの4K動画(推奨速度20Mbps)を複数同時に視聴できるほどの速度です。
「電波が悪い」という評判の真相は、ソフトバンク回線のエリア特性に由来するものと考えられます。ソフトバンクはドコモやauに比べて山間部や地下などでは若干カバー率が劣る場合があるため、従来ドコモやauを使っていたユーザーが乗り換えると、このような印象を持つケースがあるようです。
ただし、都市部や人口密集地域ではソフトバンク回線も十分カバーされており、通信速度も非常に速いため、大多数のユーザーは問題なく利用できています。
実際のユーザー評価でも「思ったより全然速い」「MVNOとは違って昼でも速度が落ちない」という声が多数を占めており、総合的に見れば「電波が悪い」という噂は一部地域や特定条件での評価が過度に広まったものと言えるでしょう。
LINEMOにはドコモ・au回線はなくソフトバンク回線

LINEMOはソフトバンクが提供するサービスであるためMNO(移動体通信事業者)であり、使用している回線はソフトバンク回線のみです。ドコモ回線やau回線は利用していません。この点は、回線選択の自由度があるMVNO(仮想移動通信事業者)、いわゆる「格安SIM」とは異なります。
ソフトバンク回線を使っているということは、以下のような特徴があります。
ソフトバンク回線の特徴
- 都市部での通信速度が非常に速い
- 対応エリアはドコモより若干狭いが、人口カバー率は99%以上
- 高品質な音声通話(VoLTE HD+)に対応
- プラチナバンド(900MHz帯)を使用しており、建物内でも電波が届きやすい
- 5Gエリアを順次拡大中
LINEMOはMNO(携帯電話事業者)であるソフトバンクが直接提供しているサブブランドのため、MVNOのように回線を借りて再販しているわけではありません。そのため、回線の品質はソフトバンク本体と基本的に同じです。
多くの格安SIMは、大手キャリアから回線を借りて再販する「MVNO」ですが、LINEMOはソフトバンク自身が提供する「MNO系サブブランド」です。これにより以下のような利点があります。
MNO系サブブランドの利点
- 回線の混雑時でも優先度が下がりにくい
- MVNOよりも通信速度が安定している
- キャリアならではの高品質な通話サービスを利用できる
- 技術的なサポート体制が充実している
ソフトバンク回線のエリアについては、公式サイトで提供されているエリアマップで確認可能です。特に地方在住や山間部でのご利用を検討している場合は、事前に自分の生活エリアがカバーされているか確認しておくことをおすすめします。
なお、LINEMOで使用するスマホについては、ソフトバンク回線対応のSIMフリー端末であれば基本的に利用可能です。ただし、SIMロックがかかっている端末は、ロック解除が必要な場合があります。動作確認済み端末については、LINEMO公式サイトで確認できます。
LINEMOの評判が悪いと言われる理由と実際のユーザーの声

LINEMOの評判について、ネット上では時折「評判が悪い」という情報を見かけますが、実際にはどうなのでしょうか?ここでは「評判が悪い」と言われる主な理由と、実際のユーザー評価を分析します。
「評判が悪い」と言われる主な理由
- サポート体制への不満:店舗サポートがなく、すべてオンライン完結のため
- データ繰り越しができない:余ったデータが翌月に持ち越せない仕様
- プラン選択肢の少なさ:プランが2種類しかない
- キャリアメールがない:従来の「@softbank.ne.jp」などのアドレスが使えない
- 電波エリアへの不満:一部地域でのカバレッジに関する声
一方で、実際のユーザー評価を見ると、満足しているという声が多数を占めています。J.D.パワー2023年携帯電話サービス顧客満足度調査では、LINEMOは3年連続でNo.1を獲得しています。
実際のユーザーからの高評価ポイント
- コストパフォーマンスの高さ:「大手キャリアの半額以下で使える」「料金に対して性能が良すぎる」
- 通信速度の速さ:「格安SIMとは思えない速度」「昼休み時間でも全然遅くならない」
- LINEギガフリー:「LINEの使用量がカウントされないので実質容量が増える」
- 手続きの簡便さ:「オンラインでも意外とスムーズに契約できた」
- キャンペーンの充実:「乗り換えでポイントが貰えてさらにお得」
実際に契約しているユーザーの声を分析すると、「サポートが不安」と思っていたものの、実際には問題なく使えているという評価が目立ちます。若年層だけでなく、40〜50代からも「思ったより使いやすい」という声が寄せられています。
注目すべきは、「不満点」として多く挙げられる項目が、実際の使用感に直結しない部分が多いという点です。例えば、データ繰り越しがなくても毎月定額で一定量使える方が管理しやすいという声もあります。
総合的に見ると、LINEMOの「評判が悪い」という情報は、一部の機能制限や条件に対する不満が過度に強調されたものであり、実際の利用満足度は非常に高いと言えるでしょう。
ラインモのデメリットを知恵袋や口コミサイトから検証した結果

LINEMOを検討する際に気になるのが、実際に利用しているユーザーの声や口コミです。Yahoo!知恵袋や各種口コミサイトに寄せられた情報を分析し、実際に利用する上で注意すべきポイントを整理しました。
LINEMOでよくあるユーザーの不満の声
- 店舗サポートの欠如
- 「スマホが苦手で設定に不安がある」
- 「トラブル時に対面で相談できない」
- プラン選択肢の少なさ
- 「3GBと30GBの中間が欲しい」
- 「5GBくらいの容量で安く済ませたい」
- データ繰り越し非対応
- 「余ったギガが翌月に使えない」
- 「使用量の変動が大きいと損をする」
- 一部機能の制限
- 「割込通話やグループ通話が使えない」
- 「キャリアメールが標準で使えない」
- 端末セット購入不可
- 「スマホと一緒に契約できない」
- 「端末を自分で用意する手間がある」
- 家族割がない
- 「家族でまとめて契約しても割引がない」
- 「ソフトバンクユーザーの家族割に影響する」
これらのデメリットを検証すると、多くは「格安プランであるが故の制限」と言えるものです。格安料金を実現するために、対面サポートやキャリアメール、データ繰り越しなどのコストがかかるサービスを削減していると考えられます。
口コミで特に目立つのは「スマホに不慣れな人には向かない」という声です。設定やトラブル対応を自分で行う必要があるため、スマホの操作に不安がある人にとっては大きなハードルとなり得ます。
一方で、「デメリットは感じるが、料金の安さを考えると許容範囲」という評価も多く見られます。特に「日常的な使用ではほとんど不便を感じない」「設定さえできれば後は普通に使える」という意見が大多数を占めています。
また、一部のデメリットは代替手段で対応可能です。例えば、キャリアメールの代わりにGmailなどのフリーメールを使用する、LINEの通話機能を活用するなどの工夫をしている利用者も多いようです。
総合的に見ると、LINEMOのデメリットは「価格とサービスのトレードオフ」の範囲内であり、料金の安さを優先する人にとっては十分に受け入れられるレベルと言えるでしょう。ただし、対面サポートの必要性や、複雑な使い方をする場合には注意が必要です。
LINEMOの料金シミュレーションを徹底解説|大手キャリアと比較 まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用格安プランである
- LINEMOベストプランは3GBまで990円、10GBまで2,090円で利用可能
- LINEMOベストプランVは30GBまで2,970円、5分かけ放題が標準付帯
- LINEギガフリーによりLINEアプリの主要機能はデータ消費量ゼロで使える
- 大手キャリアと比較すると月に1,000円〜4,000円の節約効果がある
- 家族割はないが、家族全員で乗り換えると4人家族で月に7,000円〜13,000円の節約になる
- 通話オプションは5分かけ放題が月額550円、完全かけ放題が月額1,650円
- 契約7カ月目までは通話オプション割引キャンペーンで最大550円割引となる
- 通信速度は格安SIM最速クラスで、特に昼休み時間も738.5Mbpsと高速
- ソフトバンク回線を使用しており、MNO系サブブランドとして安定した品質がある
- オンライン専用のため、店舗サポートがない点がデメリット
- データ繰り越しができないため、毎月データ使用量に変動がある人は注意が必要
- キャリアメールが標準で利用できないが、メール持ち運びサービスで継続可能
- 端末販売はないため、自分でスマホを用意する必要がある
- 料金の安さと通信品質のバランスが取れており、多くのユーザーが高い満足度を示している