
光回線選びで「auひかりとフレッツ光のどっちが良いの?」と迷っていませんか?
auひかりはKDDIが運営する独自回線サービスで、フレッツ光よりも通信速度が速く、月額料金も安いという特徴があります。一方、フレッツ光はNTT運営で全国対応の安定性が魅力です。
特に重要なのが、auひかりは部分的にNTT回線を利用しているダークファイバー方式により、独自の高速通信を実現していることです。また、マンションタイプでは対応建物の違いや、auセット割の有無など、選択時に考慮すべき要素が数多くあります。
乗り換えを検討する際も、工事の要否や手続きの違いを理解しておくことが大切で、auひかりのNTT回線で安くなる方法も知っておくべきでしょう。
この記事では、auひかりとフレッツ光の違いについて、料金・速度・提供エリア・工事費・キャンペーンなどを徹底比較し、あなたに最適な光回線の選び方を詳しく解説します。
この記事のポイント
- auひかりとフレッツ光の基本的な違いと運営会社・回線設備の特徴
- 料金・通信速度・工事費・キャンペーンの具体的な比較結果
- スマホセット割やマンション対応状況による選択基準
- 乗り換え手順と個人の利用状況に応じた最適なサービス選択方法
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auひかりとフレッツ光の違いを基本から解説

ここでは、auひかりとフレッツ光の基本的な違いについて詳しく解説していきます。この2つの光回線サービスは、どちらも高速インターネット通信を提供していますが、運営会社から回線設備、料金体系まで様々な点で異なる特徴を持っています。
光回線を選ぶ際には、単純な月額料金だけでなく、提供エリアや通信速度、初期費用といった総合的な要素を比較検討することが重要です。特に、運営会社や回線設備の違いは、実際の使用感や将来的なサービス展開にも大きく影響するため、契約前にしっかりと理解しておく必要があります。
- auひかりとフレッツ光の運営会社と回線設備の違い
- auひかりのNTT回線利用とフレッツ光の回線の仕組み
- auひかりとフレッツ光の提供エリアとマンション対応状況の違い
- auひかりとフレッツ光の通信速度と安定性の違い
- auひかりとフレッツ光の料金体系とプロバイダ費用の違い
- auひかりとフレッツ光の工事費用と初期費用の違い
auひかりとフレッツ光の運営会社と回線設備の違い

auひかりとフレッツ光の最も基本的な違いは、運営会社と使用する回線設備にあります。auひかりはKDDIが運営し、フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が運営しており、それぞれ異なる回線インフラを構築・管理しています。
この運営会社の違いは、単なる企業名の差以上に重要な意味を持ちます。なぜなら、回線設備の整備方針やサービス展開戦略、料金設定まで、すべてが運営会社の方針によって決定されるからです。
運営会社の基本情報
項目 | auひかり | フレッツ光 |
---|---|---|
運営会社 | KDDI株式会社 | NTT東日本・NTT西日本 |
設立年 | 2000年(KDD・DDI・IDO合併) | 1999年(NTT分割) |
主力事業 | 携帯電話・光回線・固定電話 | 固定通信・光回線 |
全国シェア | 光回線市場で約15% | 光回線市場で約30% |
KDDIは携帯電話事業を主力とする総合通信事業者として発展してきた経緯があり、auひかりもauスマートフォンとの連携を重視したサービス設計となっています。一方、NTT東西は固定通信のインフラ整備を長年手がけてきた実績があり、全国規模での安定したサービス提供に強みを持っています。
回線設備の種類と特徴
回線設備の違いは、サービス品質に直接影響する重要な要素です。auひかりは独自回線とダークファイバーを組み合わせた設備構成を採用しているのに対し、フレッツ光は自社で構築・運営するNTT回線を全国展開しています。
- auひかりの回線設備の特徴
・東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部でKDDI自社回線を使用
・その他エリアではNTTのダークファイバー(未使用回線)を借用
・独自管理により混雑を避けやすい構造 - フレッツ光の回線設備の特徴
・全国でNTT東西の自社回線設備を使用
・光コラボ事業者600社以上と回線を共有
・幅広いエリアカバーを実現
この設備構成の違いにより、auひかりは利用者が比較的少ない独自管理の回線を使用できるため、混雑による速度低下が起こりにくいという特徴があります。対してフレッツ光は、多くの事業者と回線を共有することで全国規模でのサービス提供を実現している一方、利用者数の多さから混雑が発生しやすい側面もあります。
auひかりのNTT回線利用とフレッツ光の回線の仕組み

auひかりがNTT回線を利用している理由と、フレッツ光の回線システムの仕組みを理解することで、両サービスの技術的な違いが明確になります。auひかりは全国展開のために部分的にNTTのダークファイバーを借用していますが、フレッツ光とは全く異なる管理・運用体制を敷いています。
この技術的な仕組みの違いは、実際の通信品質や料金体系にも大きく影響します。特に、回線の管理方法や利用者との関係性は、サービス選択時に重要な判断材料となるでしょう。
auひかりのNTT回線利用の仕組み
auひかりがNTT回線を利用する仕組みは、一般的なフレッツ光や光コラボとは根本的に異なります。auひかりはNTTから「ダークファイバー」と呼ばれる未使用の光ファイバーケーブルのみを借用し、その上でKDDI独自の通信設備や管理システムを構築しています。
- ダークファイバーの借用
NTTの物理的な光ファイバーケーブルのみを借用 - KDDI独自設備の設置
通信機器や制御システムはKDDIが独自に設置・管理 - 独立した運用体制
回線管理・保守・サポートすべてKDDIが実施 - フレッツ光との分離
フレッツ光利用者とは完全に独立したネットワーク構築
この仕組みにより、auひかりはNTTの物理インフラを活用しながらも、フレッツ光とは独立したサービス品質を実現しています。つまり、同じNTTの光ファイバーケーブルを使用していても、実際の通信環境は全く別物となっているのです。
フレッツ光の回線システムの特徴
フレッツ光の回線システムは、NTT東西が一元的に管理・運営する統合型のネットワークです。光ファイバーケーブルから通信設備、制御システムまで、すべてNTTが自社で構築・保守しています。
システム要素 | フレッツ光の仕組み | 利用者への影響 |
---|---|---|
物理回線 | NTT東西の自社光ファイバー | 全国統一品質でのサービス提供 |
通信設備 | NTT東西の自社設備 | 安定した通信環境の確保 |
運用体制 | NTT東西による一元管理 | 24時間365日のサポート体制 |
共有システム | 光コラボ事業者との回線共有 | 多様な料金プラン・サービス選択肢 |
フレッツ光の回線システムでは、光コラボ事業者(ドコモ光、ソフトバンク光など)も同じNTT回線を使用するため、幅広い事業者からサービスを選択できる利点があります。ただし、多くの利用者が同一回線を共有することから、時間帯によっては混雑が発生しやすいという特性もあります。
この技術的な違いを理解することで、なぜauひかりの方が通信速度で優位性を持ちやすく、フレッツ光の方が提供エリアやサービス選択肢で優れているのかが明確になります。
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auひかりとフレッツ光の提供エリアとマンション対応状況の違い

提供エリアとマンション対応状況は、光回線選択において最も重要な前提条件となります。フレッツ光は全国カバー率96.9%で圧倒的な提供範囲を誇る一方、auひかりは戸建てタイプで約70%のエリアカバー率となっており、地域による利用可否の差が大きく現れています。
特にマンションタイプについては、単純な地域的な提供エリアだけでなく、建物への設備導入状況によって利用可否が決まるため、事前の詳細確認が不可欠です。
戸建てタイプの提供エリア比較
サービス | 提供エリア | エリアカバー率 |
---|---|---|
フレッツ光 | 全国47都道府県 | 96.9% |
auひかり | 36都道府県(中部・関西・沖縄除く) | 約70% |
auひかりが提供されていない地域は、KDDIグループの他サービスとの競合を避ける戦略的な理由によるものです。中部地方ではコミュファ光、関西地方ではeo光、沖縄県ではauひかりちゅらが展開されており、これらの地域でauスマートバリューを利用したい場合は、該当する地域限定サービスを選択する必要があります。
auひかり提供エリア外の都道府県
- 中部地方:静岡県・愛知県・岐阜県・三重県
- 関西地方:大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県
- 沖縄地方:沖縄県
マンションタイプの導入状況の違い
マンションタイプでは、地域的な提供エリア以上に建物への設備導入状況が重要になります。フレッツ光は長年にわたる全国展開により多くの集合住宅に設備が導入済みですが、auひかりは建物数が限定的で、新規導入も現在は受け付けていません。
項目 | フレッツ光 | auひかり |
---|---|---|
対応建物数 | 全国の大部分の集合住宅 | 限定的(既存導入建物のみ) |
新規導入 | 建物オーナーの同意で可能 | 現在は新規受付停止 |
配線方式 | 光配線・VDSL・LAN方式 | 主に光配線方式 |
速度制限 | 配線方式により100Mbps〜1Gbps | 多くが1Gbps対応 |
auひかりのマンションタイプが利用できない理由は、独自回線であることが大きく影響しています。フレッツ光や光コラボは同一設備を共有するため、建物オーナーにとって多様な選択肢を提供できるメリットがありますが、auひかりは独自設備のためauひかりユーザーしか利用できず、導入に消極的になりがちです。
提供エリア確認の方法と注意点
- 公式サイトでのエリア検索
郵便番号または住所を入力して詳細確認 - 建物タイプの特定
戸建て・マンション・アパートの種別確認 - 利用可能プランの確認
速度プランや料金体系の選択肢確認 - 工事可否の事前調査
建物構造や既存設備の状況確認
提供エリア内であっても、建物の構造や周辺環境により工事ができない場合があるため、契約前の詳細な現地調査が重要です。特に、auひかりを検討している場合は、エリア外の可能性も考慮して代替サービスも併せて検討しておくことをおすすめします。
auひかりとフレッツ光の通信速度と安定性の違い

通信速度と安定性は、日常的なインターネット利用において最も重要な要素の一つです。auひかりの平均下り速度は約520Mbps、フレッツ光は約270Mbpsと、実測値で大きな差が現れており、この違いは回線設備の構造的な特徴に起因しています。
理論上の最大通信速度はどちらも1Gbpsで同一ですが、実際の利用環境では回線の混雑状況や利用者数の違いにより、体感速度に明確な差が生まれています。
実測速度の比較データ
時間帯 | auひかり | フレッツ光 | 速度差 |
---|---|---|---|
朝(5-9時) | 628.72Mbps | 358.0Mbps | +270.72Mbps |
昼(12-13時) | 526.86Mbps | 304.27Mbps | +222.59Mbps |
夕方(16-19時) | 529.48Mbps | 285.41Mbps | +244.07Mbps |
夜(20-23時) | 462.96Mbps | 231.74Mbps | +231.22Mbps |
深夜(0-5時) | 652.35Mbps | 357.27Mbps | +295.08Mbps |
この実測データから分かるように、auひかりは全時間帯でフレッツ光を200Mbps以上上回っており、特に利用者が多い夜間時間帯でも安定した高速通信を維持しています。auひかりの速度優位性は独自回線による混雑回避効果によるものです。
速度差が生まれる技術的理由
auひかりとフレッツ光の速度差は、回線設備の共有状況と利用者数の違いに起因しています。これらの技術的要因を理解することで、なぜ実測値に差が現れるのかが明確になります。
- auひかりの速度優位要因
・独自回線によりauひかりユーザーのみが利用
・ダークファイバー利用で混雑を避けやすい構造
・利用者数が相対的に少ない
・KDDI独自の通信制御技術 - フレッツ光の速度制約要因
・光コラボ600社以上と回線を共有
・利用者数が多く混雑が発生しやすい
・時間帯による利用集中の影響
・プロバイダ経由による通信経路の複雑化
マンションタイプでの速度特性
マンションタイプでは、建物内の配線方式により速度特性が大きく変わります。戸建てタイプほど明確な差は現れませんが、依然としてauひかりが優位性を保っています。
配線方式 | 最大速度 | auひかり平均 | フレッツ光平均 |
---|---|---|---|
光配線方式 | 1Gbps | 約400Mbps | 約380Mbps |
VDSL方式 | 100Mbps | 約80Mbps | 約75Mbps |
LAN配線方式 | 100Mbps | 約85Mbps | 約80Mbps |
用途別に必要な通信速度の目安
実際の利用用途に応じて、どの程度の通信速度が必要かを把握しておくことで、auひかりとフレッツ光のどちらが適しているかを判断できます。
- 軽量な用途(10Mbps程度):メール・SNS・音楽ストリーミング
- 標準的な用途(25Mbps程度):HD動画視聴・ビデオ通話
- 高負荷な用途(100Mbps以上):4K動画・オンラインゲーム・大容量ファイル転送
- 業務用途(200Mbps以上):在宅勤務・クラウドサービス・複数デバイス同時利用
これらの用途を考慮すると、フレッツ光でも十分な速度は確保できますが、auひかりの方が将来的な用途拡大や複数人での同時利用時により安定したパフォーマンスを期待できます。特に、4K動画の視聴やオンラインゲーム、在宅勤務でのビデオ会議などを頻繁に利用する場合は、auひかりの速度優位性が体感できる場面が多くなるでしょう。
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auひかりとフレッツ光の料金体系とプロバイダ費用の違い

料金体系の違いは、光回線選択において最も重要な判断要素の一つです。auひかりはプロバイダ料金込みで戸建て5,610円から、フレッツ光は回線料金とプロバイダ料金が別々で合計6,000円以上となり、月額費用で明確な差が現れています。
この料金差は単純な月額料金だけでなく、契約形態やプロバイダ選択の自由度にも関係するため、長期利用を前提とした総合的なコスト比較が重要になります。
戸建てタイプの料金比較
項目 | auひかり | フレッツ光(NTT東日本) | フレッツ光(NTT西日本) |
---|---|---|---|
回線料金 | - | 5,940円 | 5,940円 |
プロバイダ料金 | - | 550円~1,320円 | 550円~1,320円 |
合計(プロバイダ込み) | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目以降:5,390円 | 6,490円~7,260円 | 6,490円~7,260円 |
年間費用差 | - | +10,560円~20,400円 | +10,560円~20,400円 |
auひかりの料金体系では、契約年数が増えるごとに月額料金が安くなる仕組みを採用しており、長期利用者ほどメリットが大きくなります。一方、フレッツ光はプロバイダ選択により料金が変動するため、安価なプロバイダを選択すれば料金差を縮めることも可能です。
マンションタイプの料金比較
建物タイプ | auひかり | フレッツ光東日本 | フレッツ光西日本 |
---|---|---|---|
16戸以上(V16/G16) | 4,180円 | 4,455円~5,225円 | 4,411円~5,181円 |
8戸以上(V8/G8) | 4,510円 | 4,785円~5,555円 | 4,741円~5,511円 |
マンションギガ | 4,455円 | - | - |
都市機構 | 4,180円 | 4,455円~5,225円 | 4,411円~5,181円 |
マンションタイプでも、auひかりの方が月額200円~1,000円程度安く設定されています。ただし、前述のとおりauひかりマンションタイプは対応建物が限定的なため、利用できない場合はフレッツ光を選択せざるを得ません。
プロバイダ選択肢の違いと影響
プロバイダ選択の自由度は、料金だけでなくサービス品質にも大きく影響します。この点で、auひかりとフレッツ光では根本的に異なるアプローチを取っています。
- auひかりのプロバイダ選択
・選択肢:7社(@nifty、@TCOM、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net)
・料金:プロバイダ料金込みで月額料金統一
・特徴:厳選されたプロバイダによる安定品質 - フレッツ光のプロバイダ選択
・選択肢:300社以上
・料金:プロバイダにより月額550円~1,320円
・特徴:幅広い選択肢から自由に選択可能
長期利用時の総費用比較
3年間利用した場合の総費用を比較すると、料金差がより明確になります。初期費用やキャンペーン適用も含めた実質的な負担額で判断することが重要です。
費用項目 | auひかり(戸建て) | フレッツ光東日本(戸建て) |
---|---|---|
3年間の月額料金合計 | 200,970円 | 233,640円~261,360円 |
工事費用 | 実質無料 | 22,000円 |
事務手数料 | 3,300円 | 880円 |
3年間総費用 | 204,270円 | 256,520円~284,240円 |
auひかりとの差額 | - | +52,250円~79,970円 |
この総費用比較から分かるように、3年間の利用でauひかりとフレッツ光の費用差は5万円以上になります。さらに、auスマートバリューを適用すればスマホ料金からの割引も加わるため、au・UQモバイルユーザーにとってauひかりの経済的メリットは極めて大きくなります。
auひかりとフレッツ光の工事費用と初期費用の違い

工事費用と初期費用の違いは、光回線導入時の初期負担に大きく影響します。auひかりは工事費最大41,250円が実質無料、フレッツ光は工事費22,000円が必要となり、キャンペーン適用の有無により初期負担に明確な差が生まれています。
初期費用の構成要素と実際の支払いタイミングを理解することで、どちらのサービスがより経済的な導入を実現できるかを正確に判断できます。
工事費用の詳細比較
項目 | auひかり | フレッツ光 |
---|---|---|
戸建て工事費 | 41,250円→実質無料 | 22,000円 |
マンション工事費 | 33,000円→実質無料 | 22,000円 |
工事費無料条件 | ネット+電話同時申込み | なし |
分割払い期間 | 戸建て:60回、マンション:24回 | 一括または分割選択可 |
auひかりの工事費実質無料は、毎月の分割工事費と同額の割引を適用することで実現しています。つまり、分割期間中に解約した場合は残債の支払いが必要になる点に注意が必要です。
初期費用の内訳と支払いタイミング
光回線導入時には、工事費以外にも複数の初期費用が発生します。それぞれの支払いタイミングと金額を把握しておくことで、導入時の資金計画を立てやすくなります。
- 契約事務手数料
auひかり:3,300円(初回請求時)
フレッツ光:880円(初回請求時) - 工事費用
auひかり:実質無料(条件付き)
フレッツ光:22,000円(工事完了時または分割) - プロバイダ初期費用
auひかり:不要(一体型サービス)
フレッツ光:0円~3,300円(プロバイダにより異なる) - 機器レンタル料
auひかり:ONU無料、Wi-Fiルーター550円/月
フレッツ光:ONU無料、Wi-Fiルーター330円~550円/月
工事内容と所要時間の違い
工事費用だけでなく、実際の工事内容や所要時間にも両サービスで違いがあります。これらの違いは、工事日の調整や立ち会い時間の確保に影響します。
工事要素 | auひかり | フレッツ光 |
---|---|---|
標準工事時間 | 1~2時間 | 1~2時間 |
申込みから工事まで | 戸建て:1~2ヶ月 マンション:2~3週間 | 戸建て:2~4週間 マンション:1~3週間 |
無派遣工事対象 | 限定的 | 既存設備活用で可能性あり |
土日祝工事料金 | 追加3,300円 | 追加3,300円 |
auひかりは独自回線のため、既存のフレッツ光設備を流用できず、多くの場合で新規工事が必要になります。一方、フレッツ光は既存設備が利用できる場合、無派遣工事(立ち会い不要)で済むケースもあり、工事の簡略化が可能です。
解約時の工事費残債リスク
auひかりの工事費実質無料には、解約時の残債リスクが伴います。このリスクを正しく理解して、長期利用の可能性を考慮した契約判断が重要です。
- 戸建ての場合:60回分割(月額687.5円×60回)
→2年で解約すると残債16,500円 - マンションの場合:24回分割(月額1,375円×24回)
→1年で解約すると残債16,500円 - 残債回避方法:分割期間満了まで継続利用
この残債リスクを考慮すると、短期利用を予定している場合はフレッツ光の方が初期費用を抑えられる可能性があります。しかし、長期利用を前提とするなら、auひかりの工事費実質無料は大きなメリットとなり、前述の月額料金差と合わせて総合的なコスト優位性を実現できます。
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auひかりとフレッツ光の違いを踏まえてどちらを選ぶべきか

ここでは、前述した基本的な違いを踏まえて、実際にauひかりとフレッツ光のどちらを選ぶべきかを具体的に解説していきます。光回線選択は単純な料金比較だけでなく、利用環境や将来的なニーズまで考慮した総合的な判断が必要です。
スマホキャリアとの連携、住居タイプ、利用用途、初期費用の許容範囲など、複数の要素を組み合わせることで、あなたに最適な光回線サービスが明確になります。特に、乗り換えを検討している場合は、現在のサービスからの移行コストや手続きの複雑さも重要な判断材料となるでしょう。
- auひかりとフレッツ光でスマホセット割の違いと選び方
- auひかりとフレッツ光の乗り換え手順と注意点の違い
- auひかりとフレッツ光のマンションタイプの選び方と違い
- auひかりとフレッツ光のキャンペーンと特典の違い
- auひかりのNTT回線で安くなる方法とフレッツ光との比較
- auひかりとフレッツ光の乗り換えでおすすめなケース別の選び方
auひかりとフレッツ光でスマホセット割の違いと選び方

スマホセット割の有無は、光回線選択において最も重要な判断要素の一つです。auひかりはauスマートバリューで最大1,100円/月の割引が適用される一方、フレッツ光にはスマホセット割が存在しないため、この点だけで年間最大13,200円の差が生まれます。
スマホキャリアと光回線の組み合わせは、家族全体の通信費に大きく影響するため、長期的な視点での検討が不可欠です。特に複数台のスマホを利用している家庭では、セット割の効果が倍増します。
auスマートバリューの詳細と適用条件
プラン名 | 割引額 | 適用条件 |
---|---|---|
使い放題MAX 5G/4G | 1,100円/月 | auひかり+ひかり電話の契約 |
ピタットプラン 5G/4G(1GB超~7GB) | 550円/月 | auひかり+ひかり電話の契約 |
ピタットプラン 5G/4G(1GB以下) | 適用外 | - |
UQモバイル トクトクプラン | 1,100円/月 | auひかり+ひかり電話の契約 |
UQモバイル ミニミニプラン | 1,100円/月 | auひかり+ひかり電話の契約 |
auスマートバリューは家族最大10回線まで適用可能で、離れて暮らす50歳以上の家族も対象となるため、適用範囲が非常に広いことが特徴です。ただし、ひかり電話(月額550円)の契約が必要な点に注意が必要です。
スマホキャリア別の最適選択フローチャート
- auまたはUQモバイルユーザーの場合
→auひかり提供エリア内:auひかり一択
→auひかり提供エリア外:コミュファ光・eo光・auひかりちゅら - ドコモユーザーの場合
→ドコモ光(フレッツ光回線使用)でドコモ光セット割適用 - ソフトバンクユーザーの場合
→ソフトバンク光(フレッツ光回線使用)でおうち割光セット適用 - 格安SIM・その他キャリアユーザーの場合
→auひかり(速度・料金優位)またはフレッツ光(エリア・安定性優位)
家族構成別のセット割効果シミュレーション
実際の家族構成に応じたセット割の効果を具体的に計算することで、どれだけの節約効果があるかを把握できます。
家族構成 | 対象回線数 | 月間割引額 | 年間節約額 |
---|---|---|---|
単身(au 1台) | 1回線 | 1,100円 | 13,200円 |
夫婦(au 2台) | 2回線 | 2,200円 | 26,400円 |
家族4人(au 4台) | 4回線 | 4,400円 | 52,800円 |
三世代(au 6台) | 6回線 | 6,600円 | 79,200円 |
この計算例からも分かるように、auユーザーが多い家庭ほどauひかりの経済的メリットは飛躍的に大きくなります。前述した月額料金差と合わせると、年間10万円近い通信費削減も可能です。
セット割なしでの選択基準
スマホセット割が適用されない場合でも、auひかりとフレッツ光にはそれぞれ異なるメリットがあります。この場合は、通信品質と料金のバランスで判断することになります。
- auひかりを選ぶべきケース
・通信速度を重視する
・月額料金を抑えたい
・工事費無料キャンペーンを活用したい
・長期利用を予定している - フレッツ光を選ぶべきケース
・提供エリアの確実性を重視する
・プロバイダを自由に選択したい
・将来的な光コラボへの転用を考慮している
・法人利用でサポート重視
セット割の有無に関わらず、住環境や利用スタイルに最も適したサービスを選択することが、長期的な満足度向上につながります。
auひかりとフレッツ光の乗り換え手順と注意点の違い

乗り換え手順の違いは、切り替え時の手間やコストに大きく影響します。auひかりは独自回線のため新規工事が必要な一方、フレッツ光から光コラボへの転用は工事不要で簡単に手続きできるという根本的な違いがあります。
現在利用しているサービスと乗り換え先の組み合わせにより、手続きの複雑さや所要期間が大きく変わるため、事前の詳細な計画立案が重要になります。
現在のサービス別乗り換えパターン
現在のサービス | auひかりへの乗り換え | フレッツ光への乗り換え |
---|---|---|
フレッツ光 | 解約→新規契約(工事必要) | - |
光コラボ | 解約→新規契約(工事必要) | 事業者変更(工事不要) |
auひかり | - | 解約→新規契約(工事必要) |
その他独自回線 | 解約→新規契約(工事必要) | 解約→新規契約(工事必要) |
フレッツ光と光コラボ間の転用・事業者変更は工事不要で手続きが簡単ですが、auひかりへの乗り換えは必ず新規工事が発生するため、より詳細な準備が必要です。
auひかり乗り換えの詳細手順
- 提供エリア・建物対応確認
公式サイトで詳細な利用可否を事前確認 - auひかりの申込み
代理店またはプロバイダ経由で新規申込み - 工事日程調整
申込みから1-2ヶ月後の工事日を調整 - 現サービスの解約予約
auひかり開通日に合わせて解約日を設定 - 開通工事立ち会い
1-2時間程度の工事に立ち会い - 旧回線の解約・撤去
既存回線の解約手続きと機器返却 - 初期設定・動作確認
インターネット接続設定と速度測定
フレッツ光・光コラボ間の転用手順
- 転用承諾番号の取得
NTT東西から転用承諾番号を取得(有効期限15日) - 光コラボ事業者への申込み
転用承諾番号を使用して新サービスに申込み - 切り替え日の調整
通常1-2週間後の切り替え日を設定 - 自動切り替え完了
指定日に自動的にサービスが切り替わり - 機器設定変更
プロバイダ設定の変更(必要に応じて)
乗り換え時の注意点とリスク回避方法
乗り換え手続きでは、タイミングのズレや手続きミスにより、インターネットが使えない期間が発生したり、予想以上の費用がかかったりするリスクがあります。
- インターネット空白期間の回避
・新回線開通後に旧回線を解約する
・工事日程は余裕を持って調整
・モバイルWi-Fiの一時利用も検討 - 予想外の費用発生の回避
・解約時期と違約金の事前確認
・工事費残債の確認と対策
・撤去工事費用の確認 - 設定トラブルの回避
・接続設定情報の事前準備
・サポート窓口の連絡先確保
・設定代行サービスの利用検討
乗り換えコストの比較
乗り換えにかかる総コストを事前に把握することで、計画的な移行が可能になります。特にauひかりへの乗り換えでは、乗り換えサポートキャンペーンの活用が重要です。
費用項目 | auひかりへの乗り換え | 光コラボへの転用 |
---|---|---|
旧回線違約金 | 最大30,000円→キャンペーンで還元 | 0円~16,500円 |
新回線工事費 | 実質無料(キャンペーン適用) | 不要 |
新回線事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
設定・接続費用 | 0円~10,000円(任意) | 0円~5,000円(任意) |
auひかりの乗り換えサポートキャンペーンを活用すれば、実質的な乗り換えコストは大幅に削減できます。ただし、キャンペーン適用には条件があるため、事前の詳細確認が重要です。
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auひかりとフレッツ光のマンションタイプの選び方と違い

マンションタイプの選択は、建物の設備状況により大きく制約されるため、戸建てタイプとは異なる判断基準が必要です。auひかりは対応建物が限定的で新規導入も停止中であるため、まず利用可否の確認が最優先となります。
マンションでの光回線選択では、建物タイプの確認、配線方式の理解、管理組合との関係など、複数の要素を総合的に検討する必要があります。
マンション設備確認の手順
- 建物の光回線対応状況確認
・管理会社または大家への問い合わせ
・共用部での光回線設備の目視確認
・既存住民からの情報収集 - 公式サイトでの詳細確認
・住所検索による利用可能サービスの特定
・建物タイプ・配線方式の確認
・利用可能プランと料金の確認 - 現地調査の依頼
・詳細な工事可否の事前調査
・配線ルートと工事内容の確認
・所要期間と立ち会い要否の確認 - 管理組合への確認・申請
・光回線導入の可否確認
・工事許可の取得
・共用部利用の承諾取得
マンションタイプの配線方式別比較
配線方式 | 最大速度 | auひかり対応 | フレッツ光対応 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
光配線方式 | 1Gbps | ◎ | ◎ | ★★★ |
VDSL方式 | 100Mbps | △ | ◎ | ★★ |
LAN配線方式 | 100Mbps | △ | ◎ | ★ |
光配線方式は戸建てタイプと同等の高速通信が可能ですが、VDSL方式やLAN配線方式では速度が制限されるため、配線方式の確認は必須です。auひかりは主に光配線方式に対応しているため、それ以外の配線方式の建物では選択肢が限られます。
建物タイプ別の料金と選択指針
マンションタイプでは、建物の規模や設備により複数の料金プランが設定されています。どのプランが適用されるかは建物により自動的に決まるため、事前確認が重要です。
建物規模 | auひかり月額 | フレッツ光月額(プロバイダ込み) | 選択指針 |
---|---|---|---|
16戸以上 | 4,180円 | 4,455円~5,225円 | auひかり優位 |
8戸以上 | 4,510円 | 4,785円~5,555円 | auひかり優位 |
8戸未満 | 対応なし | 5,170円~5,940円 | フレッツ光のみ |
マンションでの特殊ケースと対処法
マンションタイプでは、建物の構造や管理方針により、通常とは異なる対応が必要になる場合があります。これらの特殊ケースに対する対処法を把握しておくことで、トラブルを回避できます。
- 光回線導入禁止の建物
・管理組合での導入許可の取得
・他住民との共同申請
・モバイル回線やケーブルテレビの検討 - 既存設備の老朽化
・配線方式のアップグレード申請
・建物全体での設備更新提案
・戸建てタイプでの個別導入検討 - 階数・方角による制約
・高層階での電波状況確認
・北向き住戸での設備確認
・近隣建物による電波遮蔽の影響確認
マンション選択時のチェックポイント
マンションでの光回線選択を成功させるためには、以下のチェックポイントを順序立てて確認することが重要です。
- 契約前必須確認事項
・建物の光回線対応状況
・配線方式と最大通信速度
・管理組合の工事許可方針
・既存住民の利用状況と満足度 - サービス比較での重点項目
・月額料金の差額
・スマホセット割の適用可否
・キャンペーン・特典の内容
・サポート体制と対応品質 - 将来性を考慮した判断基準
・建物の設備更新予定
・住居継続期間の見込み
・家族構成変化への対応性
・技術進歩への対応可能性
マンションタイプでは個人の判断だけでなく、建物全体の状況や管理組合の方針も大きく影響するため、早めの情報収集と関係者との調整が成功の鍵となります。特に、auひかりを希望する場合は対応建物が限定的なため、代替案も含めた検討が重要です。
auひかりとフレッツ光のキャンペーンと特典の違い

キャンペーンと特典の内容は、実質的な利用料金に大きく影響するため、光回線選択の重要な判断材料となります。auひかりは代理店経由で最大114,000円のキャッシュバックが可能な一方、フレッツ光は公式キャンペーンが限定的で、主にプロバイダ独自の特典に頼る構造となっています。
キャンペーンの適用条件や受取時期、手続きの複雑さも含めて比較することで、真の経済的メリットを正確に把握できます。
auひかりのキャンペーン種類と内容
キャンペーン種類 | 内容 | 適用条件 | 受取時期 |
---|---|---|---|
代理店キャッシュバック | 最大114,000円 | ネット+電話+オプション | 開通から12・24ヶ月後 |
工事費実質無料 | 最大41,250円相当 | ネット+電話同時申込み | 毎月割引で相殺 |
乗り換えサポート | 最大30,000円還元 | 他社違約金の証明書提出 | 開通から約1ヶ月後 |
スマホセット割 | 最大1,100円/月 | auスマホ+ひかり電話 | 条件満了翌月から |
auひかりのキャンペーンは複数併用が可能なため、条件を満たせば非常に高額な特典を受けられます。ただし、キャッシュバックの受取手続きが複雑で、忘れると受け取れなくなるリスクがある点に注意が必要です。
フレッツ光のキャンペーン現状と制約
提供主体 | キャンペーン内容 | 対象 | 制約事項 |
---|---|---|---|
NTT東日本 | なし | - | 個人向けキャンペーン停止中 |
NTT西日本 | 光はじめ割(月額割引) | 新規契約者 | 2年契約が条件 |
プロバイダ | 0円~15,000円キャッシュバック | プロバイダ契約者 | プロバイダにより内容差大 |
代理店 | 限定的 | 法人中心 | 個人向けは少数 |
フレッツ光は光コラボ事業者との競合を避けるため、個人向けキャンペーンを縮小している傾向があります。そのため、お得さを重視するならフレッツ光よりも光コラボ事業者の方が有利な場合が多くなっています。
キャンペーン受取手続きの比較
キャンペーンの受取手続きの複雑さは、実際に特典を受け取れるかどうかに直結する重要な要素です。手続きが複雑すぎると、受取忘れにより特典を失うリスクが高まります。
- auひかりキャッシュバック手続き
・申込み時:代理店での特典内容確認
・開通後11ヶ月目:メール受信と口座登録
・開通後23ヶ月目:2回目のメール受信と手続き
・注意点:メール見落としによる受取失効リスク - フレッツ光プロバイダ特典手続き
・申込み時:プロバイダでの特典確認
・開通後2-6ヶ月:アンケート回答やメール手続き
・注意点:プロバイダにより手続き方法が異なる
3年間の総合的なコストメリット比較
キャンペーンを含めた3年間の総コストを比較することで、どちらがより経済的かを正確に判断できます。
費用項目 | auひかり | フレッツ光 | 差額 |
---|---|---|---|
3年間月額料金 | 200,970円 | 233,640円 | ▲32,670円 |
初期費用 | 3,300円 | 22,880円 | ▲19,580円 |
キャッシュバック | ▲114,000円 | ▲15,000円 | ▲99,000円 |
スマホセット割(4台) | ▲158,400円 | 0円 | ▲158,400円 |
実質3年間総額 | ▲68,130円 | 241,520円 | ▲309,650円 |
この試算では、auユーザー4人家族の場合、auひかりの方が3年間で約31万円もお得になります。キャンペーンとスマホセット割の効果が非常に大きいことが分かります。
キャンペーン選択時の注意点
- 高額キャッシュバックの落とし穴
・オプション加入が条件の場合のコスト増
・受取手続きの複雑さと忘れやすさ
・受取時期の遅さ(1-2年後) - キャンペーン比較での重要ポイント
・実質月額料金での比較
・手続きの簡単さ
・受取確実性の高さ
・途中解約時の影響
キャンペーンの魅力だけに惑わされず、自分の利用スタイルや手続き能力に合った現実的な特典を選択することが、長期的な満足度向上につながります。
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auひかりとフレッツ光の乗り換えでおすすめなケース別の選び方

最終的な光回線選択は、個々の利用環境や優先項目により最適解が異なります。住居タイプ、スマホキャリア、利用用途、予算などの複合要素を総合的に判断することで、後悔のない選択が可能になります。
ここでは、代表的な利用ケース別に最適なサービス選択の指針を示し、判断に迷う場合のフローチャートも提供します。
スマホキャリア別の最適選択
スマホキャリア | 第1候補 | 第2候補 | 推奨理由 |
---|---|---|---|
au・UQモバイル | auひかり | コミュファ光・eo光 | スマホセット割で大幅節約 |
ドコモ | ドコモ光 | フレッツ光 | ドコモ光セット割適用 |
ソフトバンク・ワイモバイル | ソフトバンク光 | NURO光 | おうち割光セット適用 |
楽天モバイル | 楽天ひかり | auひかり | 楽天SPUポイント倍率アップ |
格安SIM | auひかり | GMOとくとくBB光 | 速度・料金の総合優位性 |
スマホセット割の効果は非常に大きいため、まずは現在のスマホキャリアに合わせた光回線を検討することが最優先となります。
住居タイプ・利用期間別の選択指針
- 戸建て・長期利用(3年以上)
→auひかり(速度・料金・キャンペーン優位)
→提供エリア外ならフレッツ光または光コラボ - 戸建て・短期利用(2年以内)
→フレッツ光(工事費負担が少ない)
→解約時の工事費残債リスク回避重視 - マンション・auひかり対応建物
→auひかり(料金・速度優位)
→管理組合の許可状況要確認 - マンション・auひかり非対応建物
→フレッツ光または光コラボ
→配線方式による速度制限に注意
利用用途・重視項目別の判断基準
重視項目 | auひかり推奨ケース | フレッツ光推奨ケース |
---|---|---|
通信速度 | オンラインゲーム・動画配信 | 一般的なWEB利用・メール |
料金の安さ | auユーザー・長期利用予定 | 格安プロバイダ利用・短期利用 |
提供エリア | 36都道府県内の戸建て | 全国どこでも利用可能 |
安定性・信頼性 | 独自回線による混雑回避重視 | NTTブランドの安心感重視 |
サポート品質 | プロバイダとの一体サポート | NTTの手厚いサポート体制 |
光回線選択フローチャート
- Step 1:提供エリア確認
auひかり対応エリア内?→Yes:Step 2へ / No:フレッツ光または光コラボ検討 - Step 2:住居タイプ確認
戸建て?→Step 3へ / マンション:建物対応状況確認→対応済み:Step 3へ / 非対応:フレッツ光 - Step 3:スマホキャリア確認
au・UQモバイル?→auひかり推奨 / その他:Step 4へ - Step 4:重視項目確認
速度重視?→auひかり / 安定性重視?→フレッツ光 / 料金重視?→総合比較で判断 - Step 5:最終判断
キャンペーン・初期費用を含めた総合比較で決定
特殊ケース別の対応指針
一般的なケースに当てはまらない特殊な状況では、個別の事情を考慮した判断が必要になります。
- 頻繁な引越し予定者
→フレッツ光(全国対応・移転手続き簡素)
→auひかりは提供エリア制約でリスク大 - 法人・SOHO利用者
→フレッツ光(法人サポート充実・固定IP対応)
→ビジネス用途での信頼性重視 - 高齢者・ITスキル不安
→フレッツ光(サポート体制が手厚い)
→設定サポートやトラブル対応の充実度 - 学生・単身赴任
→短期なら格安光回線やモバイル回線
→工事費や違約金のリスク回避重視
光回線選択は一度決めると長期間利用することになるため、現在の状況だけでなく将来の変化も見据えた判断が重要です。家族構成の変化、住居の移転、利用用途の拡大など、様々な要因を総合的に考慮することで、長期的に満足できるサービス選択が可能になります。
まとめ
本記事のポイントをまとめます。
- auひかりはKDDI運営の独自回線、フレッツ光はNTT運営の共有回線である
- auひかりはNTT回線のダークファイバーを借用し独自管理で運営している
- auひかりの提供エリアは36都道府県、フレッツ光は全国47都道府県で利用可能
- auひかりの平均通信速度は520Mbps、フレッツ光は270Mbpsでauひかりが高速
- auひかりの月額料金は戸建て5,390円から、フレッツ光はプロバイダ込みで6,490円から
- auひかりは工事費最大41,250円が実質無料、フレッツ光は22,000円が必要
- auひかりはauスマートバリューで最大1,100円/月の割引、フレッツ光にセット割はない
- auひかりは代理店経由で最大114,000円のキャッシュバックが可能
- フレッツ光は個人向けキャンペーンが限定的でプロバイダ特典が中心
- auひかりへの乗り換えは新規工事が必要、フレッツ光は光コラボとの転用が簡単
- マンションタイプではauひかり対応建物が限定的でフレッツ光の方が導入しやすい
- auひかりのマンションタイプは新規導入を停止中で既存導入建物のみ利用可能
- au・UQモバイルユーザーはauひかり、その他キャリアは光コラボが最適
- 速度重視ならauひかり、提供エリアの確実性重視ならフレッツ光がおすすめ
- 長期利用予定ならauひかり、短期利用ならフレッツ光が経済的
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