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大手キャリアを利用しているなら、格安SIMへの乗り換えで月額料金を大幅に削減できる可能性があります。ソフトバンク回線を利用できる格安SIMには、LINEMOやワイモバイルなどの高品質なMNOサービスから、無制限プランが選べるmineoなどのMVNOサービスまで、8つの魅力的な選択肢があります。
しかし「どの格安SIMがおすすめなのか」「ソフトバンクから格安プランに変更するとどれくらい安くなるのか」「通信速度は大丈夫なのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
この記事では、ソフトバンク回線の格安SIMおすすめ8社の料金・速度・サービス内容について詳しく解説します。SIMのみ料金の比較から、データのみプランの活用方法、具体的な乗り換え手順まで、格安SIM選びに必要な情報を網羅的にお伝えします。
この記事のポイント
- ソフトバンク系列格安SIM8社の料金・速度・サービス内容の詳細比較
- MNOとMVNOの違いと通信品質の差について
- ソフトバンクから格安SIMへの具体的な乗り換え手順と注意点
- 利用目的別の最適な格安SIM選択方法と料金シミュレーション
ソフトバンク系列の格安SIMの基本情報とおすすめサービス

ここではソフトバンク回線を利用できる格安SIMサービスの基本的な仕組みと、主要なサービスの特徴について詳しく解説します。ソフトバンク系列の格安SIMには、直接ソフトバンクが提供するサブブランドと、回線を借りて運営するMVNO事業者の2つのタイプがあり、それぞれ異なるメリットを持っています。
選択肢の中にはデータ無制限で利用できるプランや高速通信が安定するサービスもあるため、利用目的に応じて最適なサービスを見つけることができるでしょう。
- ソフトバンク系列の格安SIMサービスを一覧で紹介
- ソフトバンク系列の格安SIMで速度が速くおすすめなのはLINEMOとワイモバイル
- ソフトバンク系列の格安SIMで無制限プランが使いたいならmineo
- ソフトバンクのSIMのみの料金プランと格安SIM(MVNO)との違い
- ソフトバンクの格安SIMでデータのみプランを選ぶメリット
ソフトバンク系列の格安SIMサービスを一覧で紹介

ソフトバンク回線を利用できる格安SIMは、自社回線を持つMNOと通信回線を借りているMVNOを合わせて8つの主要サービスがあります。それぞれ料金体系や特徴が大きく異なるため、自分の利用パターンに最適なサービスを見つけることが重要です。
MNOサービスは自社回線のため通信品質が高く、MVNOサービスは通信品質が劣る反面、料金が安いというそれぞれの特性を理解して選択することで、満足度の高い格安SIM生活を送ることができます。
ソフトバンク系列格安SIM全サービス一覧
サービス名 | 事業者 | 回線タイプ | 最安料金 | 最大容量料金 | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|---|
LINEMO | ソフトバンク | MNO | 990円(3GB) | 2,970円(30GB) | LINEギガフリー |
ワイモバイル | ソフトバンク | MNO | 2,365円(4GB) | 5,115円(35GB) | 店舗サポート・家族割 |
mineo | オプテージ | MVNO | 250円(32kbps無制限) | 2,200円(3Mbps無制限) | 低速無制限プラン |
NUROモバイル | ソニー | MVNO | 792円(3GB) | 3,980円(55GB) | SNSカウントフリー |
QTモバイル | QTnet | MVNO | 1,100円(2GB) | 3,300円(30GB) | 九州電力セット割 |
b-mobile | 日本通信 | MVNO | 1,089円(1GB) | 7,469円(30GB) | 従量課金制 |
HISモバイル | HIS | MVNO | 198円(100MB) | 5,775円(30GB) | 海外利用特化 |
リペアSIM | リペアSIM | MVNO | 980円(3GB) | 1,980円(20GB) | iPhone修理割引 |
この中で最も人気が高いのはLINEMOとワイモバイルです。両サービスともソフトバンクが直接提供するMNOサービスのため、通信速度の安定性と料金のバランスが優れています。
利用目的別のおすすめサービス
- コスパ重視:LINEMO(3GB 990円)、NUROモバイル(3GB 792円)
- サポート重視:ワイモバイル(全国店舗)、QTモバイル(九州地域)
- 大容量利用:mineo(無制限 990円)、NUROモバイル(55GB 3,980円)
- 家族利用:ワイモバイル(家族割 1,100円引き×最大9回線)
- データ専用:HISモバイル(100MB 198円)、mineo(1GB 880円)
- 特殊用途:リペアSIM(iPhone修理)、b-mobile(従量課金)
MVNOサービスの中では、mineoの低速無制限プランとNUROモバイルの小容量プランが特に人気です。用途を明確にして選択すれば、月額1,000円以下での利用も十分可能です。ただし通信速度を重視する場合は、やはりMNOサービスの選択がおすすめです。
ソフトバンク系列の格安SIMで速度が速くおすすめなのはLINEMOとワイモバイル

ソフトバンク回線で最も通信速度が安定しているのは、自社回線を持つMNO(移動体通信事業者)であるLINEMOとワイモバイルです。これらのサービスは回線を借りているMVNOとは根本的に仕組みが異なり、混雑時間帯でも大幅な速度低下が起こりにくい構造になっています。
実際の通信速度測定結果を見ると、MNOサービスは昼間や夕方の混雑時でも50Mbps以上の高速通信を維持しているのに対し、MVNOサービスは同時間帯に10Mbps以下まで低下することが珍しくありません。
MNOとMVNOの技術的な違い
項目 | MNO(LINEMO・ワイモバイル) | MVNO(mineo・NUROモバイル等) |
---|---|---|
回線の所有 | 自社で基地局を所有・管理 | 他社回線を借りて利用 |
帯域幅 | 制限なし(フル活用可能) | 借用した範囲内のみ |
混雑時の影響 | 影響を受けにくい | 速度低下が顕著 |
通信品質の管理 | 直接制御可能 | 借用元に依存 |
5G対応状況 | 最新技術への対応が早い | 対応が遅れる場合あり |
MVNOサービスが速度低下を起こしやすい主な要因は、借用している帯域幅の制限にあります。利用者が集中する時間帯には、借用帯域の上限に達してしまい通信速度が大幅に低下してしまうのです。一方MNOは自社回線のため、このような制限を受けることがありません。
LINEMOとワイモバイルの特徴比較
項目 | LINEMO | ワイモバイル |
---|---|---|
月額料金 | 990円~2,970円 | 2,365円~5,115円 |
データ容量 | 3GB~30GB | 4GB~35GB |
店舗サポート | なし(オンラインのみ) | 全国約2,400店舗 |
セット割引 | なし | ソフトバンク光・Air対応 |
独自サービス | LINEギガフリー | PayPay連携特典 |
初期費用 | 0円 | 0円(オンライン申込時) |
LINEMOの最大の魅力は、LINEアプリでのトークや音声通話、ビデオ通話がデータ消費にカウントされない「LINEギガフリー」サービスです。これにより実質的な利用可能データ容量が増え、3GBプランでも4-5GB相当の利用が可能になります。
サービス選択時の判断基準
- LINEMO向き:オンライン手続きに慣れている・LINEヘビーユーザー・最安料金重視
- ワイモバイル向き:店舗サポート希望・家族割やセット割適用可能・PayPayユーザー
- 共通のメリット:高速安定通信・5G対応・eSIM対応・最低契約期間なし
ワイモバイルは家族割引サービスやソフトバンク光とのセット割により、2回線目以降は月額1,100円〜1,650円の割引を受けられます。そのため複数回線での利用や固定回線とのセット利用を検討している方には、総合的なコストメリットが大きくなる可能性があります。
結論、1回線のみ利用するならLINEMO、家族などで複数回線利用するならワイモバイルがおすすめです。
ソフトバンク系列の格安SIMで無制限プランが使いたいならmineo

ソフトバンク回線の格安SIMで無制限利用を求める方には、mineoのマイそくプランが最もおすすめです。このプランは月額990円で最大1.5Mbpsの中速無制限通信が可能で、動画視聴やSNS利用には十分な速度を提供します。
マイそくプランには平日昼間の速度制限という制約がありますが、それでも他社の大容量プランと比較して圧倒的にコストパフォーマンスが優れているのが特徴です。WiFi環境が整っている自宅や職場を主な利用場所とする方には特に適しています。
無制限プランの種類と料金比較
プラン名 | 月額料金 | 最大速度 | 制限時間 |
---|---|---|---|
マイそくスタンダード | 990円 | 1.5Mbps | 平日12-13時のみ |
マイそくプレミアム | 2,200円 | 3Mbps | 平日12-13時のみ |
マイそくライト | 660円 | 300kbps | 平日12-13時のみ |
マイそくスーパーライト | 250円 | 32kbps | 平日12-13時のみ |
さらにmineoでは、通常のマイピタプランに「パケット放題Plus」オプションを追加することで、高速通信と1.5Mbps無制限通信を使い分けることも可能です。10GB以上のプランならオプション料金が無料になるため、より柔軟な使い方ができます。
無制限プランを選ぶ際の注意点
- 平日昼間(12-13時)は最大32kbpsに制限される
- 3日間で10GB以上利用すると速度制限の可能性がある
- オンラインゲームや高画質動画配信には不向き
- 音声通話やSMS機能は別途料金が発生する
- 初期費用として事務手数料3,300円とSIM発行料440円が必要
無制限プランの活用シーンとしては、音楽ストリーミング配信の利用や標準画質での動画視聴、SNSの閲覧などが最適です。特に通勤時間や外出先での利用がメインの方には、データ容量を気にせず使える安心感が大きなメリットとなるでしょう。
ソフトバンクのSIMのみの料金プランと格安SIM(MVNO)との違い

ソフトバンクのSIMのみプランと格安SIM(MVNO)には、契約形態、サービス内容、料金体系において大きな違いがあります。ソフトバンクのSIMのみプランは大手キャリアの直契約サービスであり、格安SIMは独立事業者が提供する代替サービスという位置づけです。
最も顕著な違いは料金面にあり、同じデータ容量でもMVNO格安SIMの方が月額2,000円〜4,000円程度安く利用できるケースが一般的です。ただし料金が安い分、一部のサービスや通信品質に違いが生じる場合があります。
料金プランの詳細比較
データ容量 | ソフトバンク(ミニフィットプラン+) | 格安SIM例(mineo) | 価格差 |
---|---|---|---|
1GB | 3,278円 | 1,298円 | -1,980円 |
2GB | 4,378円 | 1,518円(5GB) | -2,860円 |
3GB | 5,478円 | 1,518円(5GB) | -3,960円 |
無制限 | 7,238円 | 990円(マイそく1.5Mbps) | -6,248円 |
サービス内容の違いとしては、ソフトバンクの直契約ではキャリアメール、留守番電話、全国店舗でのサポートが標準で利用可能です。一方MVNO格安SIMでは、これらのサービスが有料オプションになっていたり、提供されていない場合があります。
契約・サポート体制の違い
- ソフトバンク直契約:全国約2,300店舗でサポート・24時間電話サポート・出張サポートあり
- MVNO格安SIM:主にオンラインサポート・一部事業者は店舗あり・電話サポートは限定的
- 契約手続き:ソフトバンクは店舗・オンライン両対応、MVNOは主にオンライン
- 端末保証:ソフトバンクは充実した保証サービス、MVNOは限定的
通信品質については、ソフトバンクの直契約が最優先で帯域を利用できるため、混雑時でも安定した高速通信が期待できます。MVNO格安SIMは借用回線のため、時間帯や場所によって速度が変動しやすいという特徴があります。どちらを選ぶかは、料金重視か安定性重視かという個人の優先順位によって決まります。
ソフトバンクの格安SIMでデータのみプランを選ぶメリット

ソフトバンク回線の格安SIMでデータのみプランを選択する最大のメリットは、音声通話機能を削ることで月額料金を大幅に抑えられる点です。通常の音声通話SIMと比較して、データ専用SIMは月額300円〜700円程度安く利用でき、年間で見ると数千円の節約になります。
特にタブレットやモバイルルーター、サブ機としてのスマートフォンで利用する場合には、音声通話機能が不要なケースが多いため、データのみプランが最適な選択となります。また2台目のスマートフォンをデータ通信専用として使い分ける方にも人気があります。
データのみプランの料金比較
事業者 | 1GB | 3GB | 10GB | 20GB |
---|---|---|---|---|
mineo | 880円 | - | 1,705円 | 1,925円 |
NUROモバイル | - | 627円 | 1,320円 | - |
QTモバイル | - | 990円(2GB) | 1,650円 | 1,870円 |
HISモバイル | 198円(100MB) | 770円(2GB) | 2,310円 | - |
データのみプランが特に有効活用できる利用シーンとしては、iPadなどのタブレット端末での動画視聴や電子書籍の閲覧、ノートパソコンのテザリング用回線としての利用などが挙げられます。これらの用途では音声通話は必要なく、データ通信機能のみで十分です。
データのみプランの活用方法
- タブレット端末での動画配信サービス視聴
- ノートパソコンのモバイル通信用(テザリング・モバイルルーター)
- 車載用ナビゲーションシステムの通信
- IoT機器やセキュリティカメラの通信
- 2台目スマートフォンのデータ通信専用利用
- 海外旅行時の現地SIM代替手段
ただしデータのみプランにも注意点があり、SMS機能が付いていない場合は一部のアプリやサービスで認証ができない可能性があります。LINEの初期設定やフリマアプリの利用などではSMS認証が必要になるため、用途に応じてSMS付きデータプランを選択することも検討しましょう。SMS付きの場合は月額150円程度の追加料金が発生しますが、それでも音声通話SIMより安く利用できます。
ソフトバンク系列の格安SIMの料金比較と乗り換え方法

ここではソフトバンクから格安SIMへの乗り換えで実際にどの程度の料金削減が可能なのか、具体的な数値とともに詳しく解説します。現在のソフトバンク料金と格安SIMの料金差は月額3,000円~5,000円程度になることが多く、年間で見ると数万円の大幅な節約効果が期待できます。
乗り換え手続きについても、MNPワンストップ制度の導入により従来より簡単になっており、適切な手順を踏めばスムーズに移行できるでしょう。
- ソフトバンクから格安プランに変更する際の料金シミュレーション
- ソフトバンク系格安SIMの月額料金を容量別で徹底比較
- ソフトバンクから格安SIMに乗り換える手順と注意点
- ソフトバンク光とのセット割が使える格安SIMの選び方
- ソフトバンク端末でSIMロック解除が不要な格安SIMの一覧
- 家族でソフトバンク系格安SIMに乗り換える場合の最適なプラン
ソフトバンクから格安プランに変更する際の料金シミュレーション

ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えによる料金削減効果は、利用データ容量によって月額2,000円~6,000円程度の差が生まれます。特に小容量利用者ほど削減効果が大きく、3GB程度の利用なら年間5万円以上の節約も可能です。
具体的なシミュレーションを見ると、現在ソフトバンクのミニフィットプラン+を利用している方が同等のデータ容量でLINEMOに乗り換えた場合、月額4,000円以上の大幅な料金削減を実現できることが分かります。
データ容量別の料金シミュレーション比較表
データ容量 | ソフトバンク料金 | LINEMO料金 | ワイモバイル料金 | 月額削減額 | 年間削減額 |
---|---|---|---|---|---|
1GB | 3,278円 | 990円 | 2,365円 | 2,288円~913円 | 27,456円~10,956円 |
3GB | 5,478円 | 990円 | 2,365円 | 4,488円~3,113円 | 53,856円~37,356円 |
5GB | 6,578円 | 2,090円 | 2,365円 | 4,488円~4,213円 | 53,856円~50,556円 |
20GB | 7,238円 | 2,970円 | 4,015円 | 4,268円~3,223円 | 51,216円~38,676円 |
乗り換え時の初期費用も考慮する必要があり、事務手数料や場合によってはSIMロック解除手数料が発生します。ただしLINEMOなら初期費用が完全無料のため、乗り換え月から即座に節約効果を実感できます。
乗り換えコストと回収期間の計算例
- LINEMO乗り換え:初期費用0円、月額削減4,488円の場合→即座に回収
- ワイモバイル乗り換え:初期費用0円(オンライン)、月額削減3,113円の場合→即座に回収
- mineo乗り換え:初期費用3,740円、月額削減3,960円の場合→約1ヶ月で回収
- NUROモバイル乗り換え:初期費用3,740円、月額削減4,686円の場合→約25日で回収
長期的な視点で見ると、2年間の利用で10万円以上の節約になるケースも珍しくありません。家族複数回線での乗り換えなら削減効果はさらに倍増するため、世帯全体の通信費見直しとして非常に有効な手段といえるでしょう。ただし通信品質や使い勝手に変化がある可能性も考慮して、慎重に検討することが大切です。
ソフトバンク系格安SIMの月額料金を容量別で徹底比較

ソフトバンク回線を利用できる格安SIMの料金を容量別で比較すると、データ容量によって最安値を提供する事業者が異なることが分かります。小容量ならNUROモバイル、中容量ならLINEMO、大容量ならmineoといったように、利用パターンに応じて最適な選択肢があります。
特に注目すべきは、同じ事業者でもプランによって料金対効果が大きく変わる点です。例えばmineoの場合、通常のマイピタプランと低速無制限のマイそくプランでは料金体系が全く異なるため、用途に応じた選択が重要になります。
主要格安SIMの容量別料金比較表
データ容量 | 最安事業者 | 料金 | 2番目 | 料金 | 3番目 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|---|
1GB | NUROモバイル | - | mineo | 1,298円 | QTモバイル | 1,870円 |
3GB | NUROモバイル | 792円 | LINEMO | 990円 | mineo | 1,518円(5GB) |
5GB | NUROモバイル | 990円 | mineo | 1,518円 | LINEMO | 2,090円(10GB) |
10GB | NUROモバイル | 1,485円 | mineo | 1,958円 | LINEMO | 2,090円 |
20GB | mineo | 2,178円 | QTモバイル | 2,200円 | NUROモバイル | 2,699円 |
30GB | LINEMO | 2,970円 | QTモバイル | 3,300円 | ワイモバイル | 4,015円 |
無制限プランを検討する場合は、mineoのマイそくが圧倒的にお得です。月額990円で最大1.5Mbpsのデータ使い放題は他社では実現できない料金設定となっており、大容量利用者には非常に魅力的な選択肢です。
料金以外で比較すべき重要ポイント
- 通信速度の安定性:MNO(LINEMO・ワイモバイル)は混雑時も高速
- データ繰り越し:mineo・NUROモバイル・QTモバイルは翌月繰り越し可能
- カウントフリー:LINEMOはLINE使い放題、NUROモバイルはSNS使い放題
- 初期費用:LINEMO・ワイモバイルは0円、その他は3,000円程度
- サポート体制:ワイモバイルは店舗あり、その他は主にオンライン
料金だけでなく、通信品質やサービス内容も含めた総合的な判断が重要です。例えば最安値のNUROモバイルでも、昼間の通信速度低下を許容できるかどうかで選択が変わってきます。自分の利用パターンと優先順位を明確にした上で、最適な格安SIMを選択することをおすすめします。
ソフトバンクから格安SIMに乗り換える手順と注意点

ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えは、MNPワンストップ制度により従来より簡単になりました。対応事業者であればMNP予約番号の取得が不要で、乗り換え先での手続きのみで完了します。ただし手順を間違えると電話が使えない期間が発生する可能性があるため、正しい手順の理解が重要です。
乗り換え前には現在の契約内容や端末の対応状況を確認し、必要に応じてSIMロック解除やデータバックアップを済ませておくことでスムーズな移行が可能になります。
乗り換え手順の詳細ステップ
- 契約内容の確認:現在の料金プラン、契約期間、端末の支払い状況をチェック
- 乗り換え先の選定:料金、通信速度、サービス内容を比較して決定
- 端末の動作確認:乗り換え先の動作確認済み端末一覧で対応状況を確認
- SIMロック解除:必要に応じてMy SoftBankまたは店舗で手続き
- 必要書類の準備:本人確認書類、クレジットカードまたは銀行口座情報
- 格安SIMへの申し込み:オンラインまたは店舗で新規契約手続き
- 開通手続き:SIM到着後、電話またはWebで回線切り替え
- APN設定:端末に新しい通信設定を入力
MNPワンストップ対応事業者の場合、手順4でのMNP予約番号取得が不要になります。対応事業者にはLINEMO、ワイモバイル、mineoが含まれており、これらへの乗り換えは特に簡単です。
乗り換え時の重要な注意点
- キャリアメール:@softbank.ne.jpは有料の持ち運びサービス(月額330円)が必要
- 端末分割払い:残債がある場合は乗り換え後も支払い継続
- ソフトバンク光セット割:乗り換え後は割引対象外(ワイモバイルは除く)
- LINEのID検索:年齢認証ができない格安SIMでは利用不可
- 契約名義:家族名義の場合は名義変更または委任状が必要
- 開通タイミング:月末近くの申し込みは翌月開通になる場合あり
乗り換えのベストタイミングは月末の1週間前程度です。これにより当月中の開通が確実になり、ソフトバンクの月額料金を無駄にすることがありません。また事前にWiFi環境でのテストを行い、通信速度や使い勝手に問題がないことを確認しておくと安心です。
ソフトバンク光とのセット割が使える格安SIMの選び方

ソフトバンク光を利用中の方が格安SIMに乗り換える際、セット割を継続できるのはワイモバイルのみです。おうち割光セット(A)により最大月額1,650円の割引が適用され、格安SIM料金からさらに安く利用できるため、ソフトバンク光ユーザーには最も推奨される選択肢となります。
一方、LINEMOやその他のMVNO格安SIMではソフトバンク光とのセット割が適用されません。そのためセット割の有無を考慮した総合的な料金比較が重要になり、場合によってはセット割なしでも他社の方が安くなることもあります。
ワイモバイルのセット割詳細
プラン | 通常料金 | セット割引額 | 割引後料金 | 必要オプション |
---|---|---|---|---|
シンプル2 S(4GB) | 2,365円 | 1,100円 | 1,265円 | 550円 |
シンプル2 M(20GB) | 4,015円 | 1,650円 | 2,365円 | 550円 |
シンプル2 L(30GB) | 5,115円 | 1,650円 | 3,465円 | 550円 |
セット割の適用にはソフトバンク光の指定オプション加入が必要で、月額550円の追加費用が発生します。実質的な割引額は表示額から550円を差し引いた金額となるため、シンプル2 Sなら550円、M・Lプランなら1,100円の実質割引です。
セット割なしの場合の比較検討
- 3GB利用:ワイモバイル1,815円(4GB・オプション込) vs LINEMO990円 → LINEMOが825円安
- 20GB利用:ワイモバイル2,915円(オプション込) vs LINEMO2,970円 → ワイモバイルが55円安
- 30GB利用:ワイモバイル4,015円(オプション込) vs LINEMO2,970円 → LINEMOが1,045円安
このように利用データ容量によってお得度が変わるため、現在の使用量を正確に把握することが重要です。また家族割引サービスとの併用はできないため、複数回線利用の場合は別途検討が必要になります。ソフトバンク光を継続利用する予定があり、中容量利用が中心なら、ワイモバイルが最適な選択肢といえるでしょう。
ソフトバンク端末でSIMロック解除が不要な格安SIMの一覧

ソフトバンクで購入した端末でSIMロック解除が不要な格安SIMは、ソフトバンク回線を利用している事業者のみに限定されます。これによりSIMロック解除の手間を省け、より簡単に乗り換えが可能になります。ただし2021年10月以降に発売された端末は最初からSIMフリーのため、どの回線でも利用可能です。
SIMロック解除が不要という利点は大きく、手続きの手間やリスクを避けながらスムーズに格安SIMへ移行できます。特に古い機種や手続きに不安がある方には重要な選択基準となるでしょう。
SIMロック解除不要な格安SIM一覧
事業者名 | 回線タイプ | 最安料金 | 特徴 | 注意事項 |
---|---|---|---|---|
LINEMO | MNO | 990円 | LINEギガフリー | オンライン専用 |
ワイモバイル | MNO | 2,365円 | 店舗サポートあり | セット割で安くなる |
mineo | MVNO | 250円 | 無制限プランあり | 昼間速度制限あり |
NUROモバイル | MVNO | 792円 | SNSカウントフリー | 一部プランのみ |
QTモバイル | MVNO | 1,100円 | 九州電力セット割 | 九州地域特化 |
b-mobile | MVNO | 1,089円 | 従量課金制 | 使い過ぎ注意 |
HISモバイル | MVNO | 198円 | 海外利用に強い | データ専用のみ |
ただし一部の端末では、ソフトバンク回線の格安SIMでも動作しない場合があります。特に2017年以前の古い機種や、法人向け端末などは対応していない可能性があるため、事前の動作確認が必要です。
SIMロック解除が必要になるケース
- 2017年以前の機種:iPhone 6s以前、初期のAndroid端末
- 法人契約端末:法人名義で購入した端末の一部
- プリペイド端末:プリペイドプランで購入した端末
- 海外版端末:海外で購入したソフトバンク端末
- 中古端末:SIMロック解除済みでない中古端末
SIMロック解除の確認方法として、端末の設定画面から「SIMロック」の状況を確認できます。iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」の項目で、Androidの場合は「設定」→「端末情報」→「SIMカードの状態」で確認可能です。もし不明な場合は、各格安SIMの動作確認済み端末一覧で対応状況を事前にチェックしておくと安心です。
家族でソフトバンク系格安SIMに乗り換える場合の最適なプラン

家族でソフトバンク系格安SIMに乗り換える場合、ワイモバイルの家族割引サービスが最も効果的です。2回線目以降は月額1,100円の割引が適用され、4人家族なら年間39,600円の節約になります。ただし回線ごとに最適な格安SIMが異なる場合もあるため、個別の利用パターンを考慮した選択も重要です。
家族それぞれのデータ使用量や通話頻度、サポート需要を分析し、統一か分散かを判断することで、世帯全体の通信費を最適化できます。
家族構成別の最適プラン例
家族構成 | 推奨パターン | 月額合計 | 年間節約額 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
夫婦2人 | ワイモバイル統一 | 3,465円 | 約8万円 | 店舗サポート安心 |
夫婦+子1人 | LINEMO統一 | 2,970円 | 約12万円 | 最安の組み合わせ |
4人家族 | ワイモバイル統一 | 6,930円 | 約15万円 | 家族割フル活用 |
大人+シニア | 個別最適化 | 3,288円 | 約10万円 | 用途に応じて分散 |
ワイモバイルの家族割引は最大9回線まで適用可能で、主回線は通常料金、2回線目以降がそれぞれ1,100円割引になります。ただしソフトバンク光とのセット割とは併用できないため、どちらがお得かの検討が必要です。
家族乗り換えの手順と注意点
- 主回線から乗り換え:まず世帯主または契約者の回線から手続き開始
- 家族割引グループ設定:主回線契約後、家族割引の申し込み手続き
- 副回線の順次乗り換え:家族割引グループに追加しながら順次契約
- 名義統一の検討:割引適用のため必要に応じて名義変更
- 支払い方法統一:口座振替またはクレジットカードを家族で統一
家族乗り換えで注意すべき点として、乗り換えタイミングのずれによる割引適用の遅れがあります。できる限り同月内に全回線の乗り換えを完了させることで、無駄な料金を避けることができます。
また各回線のMNP予約番号には有効期限があるため、計画的な手続きが重要です。個別の利用状況によっては、LINEMOとワイモバイルを使い分ける混合パターンも効果的な場合があるため、柔軟な検討をおすすめします。
まとめ
本記事のポイントをまとめます。
- ソフトバンク系列の格安SIMは8つの主要サービスがある
- MNO(LINEMO・ワイモバイル)は通信速度が安定している
- MVNO(mineo・NUROモバイル等)は料金が安い
- mineoのマイそくプランは月額990円で1.5Mbps無制限利用が可能
- LINEMOはLINEギガフリーで実質データ容量が増える
- ワイモバイルは全国店舗サポートと家族割が魅力
- ソフトバンクから格安SIMへの乗り換えで月額3,000円〜5,000円の節約が可能
- MNPワンストップ制度により乗り換え手続きが簡単になった
- ソフトバンク端末ならソフトバンク回線格安SIMでSIMロック解除不要
- ソフトバンク光とのセット割はワイモバイルのみ適用可能
- データのみプランは音声通話SIMより月額300円〜700円安い
- 家族乗り換えならワイモバイルの家族割引が最もお得
- 小容量利用ならNUROモバイルの3GB 792円が最安
- 通信速度重視ならMNOサービス、料金重視ならMVNOサービスを選ぶ
- 各サービスには独自の特徴があるため利用目的に応じた選択が重要