auひかりの10ギガプランの料金・値段と実測速度｜5ギガとの違いも比較

auひかりの10ギガプランに興味があるものの、料金体系やエリア制限について詳しく知りたいと考えていませんか？

10ギガの超高速インターネットは魅力的ですが、月額料金の追加費用や提供エリアの限定性、必要な機器など、契約前に確認すべき重要なポイントが数多く存在します。

auひかり10ギガエリアは現在、東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域に限定されており、auひかり10Gエリア拡大の具体的なスケジュールも未公表です。

また、auひかり10g実測値は約3,500〜4,000Mbpsと優秀ですが、auひかり1ギガ5ギガ料金との比較や、auひかり1ギガ料金からの変更手続きについても理解が必要です。

さらに、auひかり5ギガエリアとの違いや、auひかり10ギガルーターの選び方、沖縄で提供されるauひかりちゅら10ギガの料金体系についても把握しておくことが重要です。

この記事では、auひかり10ギガプランの料金体系から実測速度、エリア情報、キャンペーン活用法まで、契約前に知っておくべき全ての情報について詳しく解説します。

最安値での契約方法や注意すべきデメリットも含めて、あなたが後悔のない光回線選びができるよう、実用的なガイドをお届けします。

auひかりの10ギガの料金プランと他社との比較について

ここでは、auひかりの10ギガプランの料金体系について詳しく解説します。10ギガプランは通常の1ギガプランに月額1,408円の高速サービス利用料が追加される形で提供されており、超高速スタートプログラムという割引キャンペーンにより実質的な負担額を抑えることが可能です。

また、提供エリアが東京・神奈川・埼玉・千葉の一部に限定されているため、利用前にはエリア確認が必須となります。他社の10ギガプランとの料金比較や、沖縄で提供されているauひかりちゅらの10ギガプランについても包括的に説明していきます。

• auひかりの10ギガの料金プランと月額費用の詳細について
• auひかりの1ギガと5ギガの料金との比較と選び方のポイント
• auひかりの10ギガエリアの対応状況と確認方法について
• auひかりの10Gエリア拡大の最新状況と今後の展開
• auひかりちゅらの10ギガ料金と沖縄での提供状況
• 他社の10ギガプランとauひかりの料金を比較した結果

auひかりの10ギガの料金プランと月額費用の詳細について

auひかりの10ギガプランは、基本的な1ギガプランに月額1,408円の高速サービス利用料を追加することで利用できます。ただし、現在は「超高速スタートプログラム」により3年間は月額550円の割引が適用されるため、実質的な追加料金は月額858円となっています。

契約プランは「ずっとギガ得プラン」「ギガ得プラン」「標準プラン」の3種類から選択でき、それぞれ契約期間と月額料金が異なります。最もお得な「ずっとギガ得プラン」では、1年目6,468円、2年目6,358円、3年目6,248円、4年目以降6,798円となっており、長期利用者ほど割引が大きくなる仕組みです。

auひかり10ギガプランの料金体系比較表

プラン名	契約期間	1年目	2年目	3年目	4年目以降
ずっとギガ得プラン	3年自動更新	6,468円	6,358円	6,248円	6,798円
ギガ得プラン	2年自動更新	7,128円	7,128円	7,128円	7,128円
標準プラン	契約期間なし	8,338円	8,338円	8,338円	8,338円

初期費用については、新規登録料3,300円と工事費41,250円が必要ですが、工事費は「初期費用相当額割引」により実質無料となります。この割引は35回の分割払いと同額の割引が毎月適用される仕組みで、35か月間継続利用すれば工事費の負担はありません。

10ギガプラン利用時の注意点

• auスマートバリュー適用時：4年目以降も月額550円割引が継続
• 割引期間中の解約：工事費残債の一括請求が発生
• 12か月最低利用期間：期間内解約で別途2,750円の解約金
• 月途中の加入・解約：月額利用料は日割り計算
• 無線LAN利用：ホームゲートウェイ内蔵機能で月額550円

プロバイダは7社から選択可能で、@niftyやSo-netなど各社が独自のキャンペーンを実施しています。例えば@niftyでは36か月目まで10ギガの利用料が858円に設定されており、So-netでは最大70,000円のキャッシュバックキャンペーンを提供中です。

auひかりの1ギガと5ギガの料金との比較と選び方のポイント

auひかりでは10ギガ以外に1ギガと5ギガのプランも提供されており、それぞれ料金体系が異なります。5ギガプランは超高速スタートプログラムにより3年間は1ギガプランと同額で利用可能という大きなメリットがあり、コストパフォーマンスの観点で非常に魅力的な選択肢です。

1ギガプランの「ずっとギガ得プラン」は1年目5,610円、2年目5,500円、3年目以降5,390円で、これが基本となる料金設定です。5ギガプランは本来なら高速サービス利用料550円が追加されますが、前述の割引により実質的に1ギガプランと同額になります。

auひかり各プランの料金比較表（ずっとギガ得プラン）

プラン	最大速度	1年目	2年目	3年目	4年目以降
1ギガ	1Gbps	5,610円	5,500円	5,390円	5,390円
5ギガ	5Gbps	5,610円	5,500円	5,390円	5,940円
10ギガ	10Gbps	6,468円	6,358円	6,248円	6,798円

実測速度についても大きな違いがあり、1ギガプランの平均実測値は約500Mbps、5ギガプランは約1,000Mbps、10ギガプランは約3,500～4,000Mbpsとなっています。家庭での一般的なインターネット利用では100Mbps程度あれば十分ですが、複数デバイスでの同時利用や4K動画のストリーミング、大容量ファイルの頻繁なやり取りがある場合は高速プランのメリットを実感できます。

プラン選択の判断基準

• 1ギガプラン推奨：メール・Web閲覧・動画視聴が中心の一般家庭
• 5ギガプラン推奨：複数人での同時利用、高画質動画視聴が多い家庭
• 10ギガプラン推奨：オンラインゲーム、大容量ファイル扱い、配信業務

コストと性能のバランスを考慮すると、5ギガプランが最も優秀な選択肢といえます。3年間は1ギガプランと同額でありながら5倍の最大速度を誇り、実測値でも約2倍の性能を発揮します。ただし、提供エリアが関東の一部に限定されているため、まずはエリア確認が必要です。

auひかりの10ギガエリアの対応状況と確認方法について

auひかりの10ギガプランは提供エリアが大幅に限定されており、現在は東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域でのみ利用可能です。対象の1都3県内であっても利用できない地域が多数存在するため、契約前には必ずエリア確認を行う必要があります。

また、10ギガプランは戸建て住宅（ホームタイプ）専用のサービスで、マンションタイプでは提供されていません。建物の総階数が3階建て以下の集合住宅の場合は戸建てタイプとして契約できる可能性がありますが、地域によっては2階建て以下に限定される場合もあります。

エリア確認の手順

1. auひかり公式サイトの提供エリア検索ページにアクセス
2. 住居タイプで「一戸建て」を選択
3. 郵便番号を入力して「エリアを確認する」をクリック
4. 住所の詳細（丁目以降）を選択
5. サービス一覧に「5ギガ」「10ギガ」の表示を確認

エリア判定結果は3種類のパターンがあり、それぞれ利用可能なサービスが異なります。「現在提供しておりません」と表示された場合はauひかり自体が利用できません。「auひかりホーム(S)」と表示された場合は1ギガプランのみ利用可能で、10ギガ・5ギガプランは契約できません。

エリア判定結果の種類と対応サービス

判定結果	1ギガ	5ギガ	10ギガ	備考
現在提供しておりません	×	×	×	auひかり自体が未対応
auひかりホーム(S)	○	×	×	1ギガプランのみ利用可能
auひかりホーム	○	○	○	全プラン利用可能

都心部であっても提供されていない地域が多く、例えば東京都新宿区の一部でも「現在提供しておりません」となるケースがあります。一方で、神奈川県藤沢市や埼玉県川口市など、都心から離れた地域でも10ギガプランが利用できる場合があるため、所在地での個別確認が必要不可欠です。

エリア外だった場合の代替案として、他社の10ギガプランを検討することも可能です。NURO光やドコモ光、ビッグローブ光なども10ギガプランを提供しており、auひかりよりも広いエリアで利用できる場合があります。

auひかりの10Gエリア拡大の最新状況と今後の展開

auひかりの10ギガ・5ギガプランは2018年3月にサービス開始され、当初から東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域に限定して提供されています。KDDIは公式に「提供エリアは順次拡大予定」と発表しているものの、具体的な拡大スケジュールや対象地域については明確な情報が公開されていません。

エリア拡大が進まない主な理由として、10ギガサービスには既存の光ファイバー設備とは異なる専用の設備投資が必要であることが挙げられます。各地域の電柱や局舎に10ギガ対応の機器を設置する必要があり、インフラ整備には相当な時間とコストがかかるのが現状です。

エリア拡大の現状と課題

• 設備投資の規模：10ギガ対応の専用機器設置が各地で必要
• 需要と供給のバランス：高額な設備投資に見合う利用者数の確保
• 競合他社との関係：NURO光や各地の電力系光回線との競合
• 技術的制約：既存インフラとの互換性と新技術導入

一方で、他社では10ギガプランのエリア拡大が積極的に進められており、NURO光は北海道から九州まで広範囲で提供しています。ドコモ光やビッグローブ光も全国的な展開を進めており、auひかりはエリア面で後れを取っている状況です。

今後の展開予測とユーザーの対応策

時期	予測される展開	ユーザーの対応策
短期（1年以内）	現在の1都3県内での部分的拡大	定期的なエリア確認と他社プラン検討
中期（2-3年）	関東全域への拡大開始	auスマートバリュー適用者は待機推奨
長期（5年以上）	全国主要都市部への展開	長期的な回線選択戦略の見直し

エリア外のユーザーに対しては、KDDIから具体的な拡大予定の案内は行われていません。そのため、10ギガ回線を必要とする場合は他社サービスの検討が現実的な選択肢となります。ただし、auスマートバリューを適用している場合は、auひかりの5G対応エリア拡大を待つことで、トータルコストを抑制できる可能性があります。

最新の拡大情報については、KDDI公式サイトやauひかりの提供エリア検索ページで定期的に確認することをおすすめします。また、各プロバイダの営業担当者からも地域限定の拡大情報を得られる場合があるため、複数のチャネルから情報収集を行うことが重要です。

auひかりちゅらの10ギガ料金と沖縄での提供状況

沖縄県では、沖縄セルラー電話株式会社が提供する「auひかりちゅら ホーム10ギガ」が利用可能です。本土のauひかりとは運営会社が異なる独立したサービスでありながら、基本的な料金体系やサービス内容は本土版と類似しています。

auひかりちゅらの10ギガプランは「標準プラン」と「しま割（2年契約）」の2つから選択でき、しま割を選ぶことで月額料金を抑えることができます。また、本土版と同様に工事費実質無料キャンペーンや各種割引サービスも提供されており、沖縄在住のauユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

auひかりちゅら ホーム10ギガの料金プラン

プラン名	契約期間	月額料金	解約金
標準プラン	契約期間なし	8,470円	なし
しま割	2年自動更新	7,370円	4,460円

注目すべき点として、auひかりちゅらでは「おうちまるごと割」という独自の割引サービスを提供しています。auでんきやau/UQ mobile回線とセットで契約することで最大1,100円の月額割引が適用され、総合的な通信費を大幅に削減することが可能です。

auひかりちゅら独自の特徴

• おうちまるごと割：au/UQ mobile + auでんき契約で最大1,100円割引
• KDDIまとめて請求：携帯・インターネット・電気の料金一括管理
• 沖縄限定サポート：地域密着型のカスタマーサポート体制
• 離島対応：沖縄県内の一部離島でも利用可能

初期費用については、新規登録料3,300円と工事費が必要ですが、本土版と同様に工事費実質無料キャンペーンが適用されます。また、10GBASE-T対応のLANポートがホームゲートウェイに1つ搭載されており、高速通信を最大限活用するための環境が整備されています。

沖縄県内での提供エリアは本島を中心に展開されていますが、一部地域では利用できない場合があります。そのため、契約前には必ずauひかりちゅらの公式サイトでエリア確認を行うことが重要です。離島部については個別に確認が必要で、石垣島や宮古島など主要離島では利用可能な場合があります。

他社の10ギガプランとauひかりの料金を比較した結果

auひかりの10ギガプランを他社サービスと比較すると、料金面では中程度の水準に位置しています。NURO光の10ギガプランが月額5,700円～と最安値クラスである一方、auひかりは超高速スタートプログラム適用時で実質月額6,248円～となり、やや高めの設定です。

ただし、auスマートバリューを適用できるauユーザーにとっては、スマホ代の割引を考慮すると総合的なコストパフォーマンスは向上します。また、auひかりは独自回線を使用しているため、NTT回線を利用する他社サービスと比較して回線混雑に強く、安定した高速通信を期待できる点が大きなメリットです。

主要10ギガプランの料金比較表

光回線	基本料金	契約期間	契約事務手数料	工事費	無線LANルーター
auひかり	6,468円～	2年、3年、なし	3,300円	41,250円	550円/月
NURO光	5,700円～	3年、なし	3,300円	44,000円	無料
ドコモ光	5,940円～	2年、なし	3,300円	11,660～22,000円	550円/月
SoftBank光	5,830円～	2年、5年、なし	3,300円	4,620～31,680円	550円/月
ビッグローブ光	6,710円～	2年、3年	1,100円～	2,200～28,600円	550円/月

提供エリアの観点では、auひかりは関東の一部地域に限定されているのに対し、NURO光は北海道から九州まで広範囲で展開しており、ドコモ光やビッグローブ光は全国対応となっています。エリア面での制約がauひかりの大きな弱点といえるでしょう。

各社の特徴とメリット・デメリット

• auひかり：独自回線で安定、auユーザー向け割引充実、エリア限定
• NURO光：料金最安クラス、無線LAN無料、ソニー系の高品質サービス
• ドコモ光：全国対応、ドコモユーザー向け割引、プロバイダ選択可能
• SoftBank光：ソフトバンクユーザー向け、全国対応、5年契約で割安
• ビッグローブ光：au/UQ mobile割引対応、全国対応、工事費が安い

実測速度については、独自回線を使用するauひかりとNURO光が優位性を持っています。特にauひかりの10ギガプランでは3,500～4,000Mbpsの実測値が報告されており、理論値に近い性能を発揮しています。NTT回線を利用する他社サービスでは、地域や時間帯による速度変動が大きい傾向があります。

スマホセット割を考慮した総合コスト比較

光回線	対象スマホ	最大割引額	実質月額料金	総合評価
auひかり	au/UQ mobile	1,100円/月	5,148円～	au系ユーザーに最適
NURO光	ソフトバンク	1,100円/月	4,600円～	料金重視なら最有力
ドコモ光	ドコモ	1,100円/月	4,840円～	ドコモユーザー専用
ビッグローブ光	au/UQ mobile	1,100円/月	5,610円～	auひかりエリア外の代替

結論として、auユーザーでauひかりの提供エリア内にお住まいの場合は、auひかりの10ギガプランが最適な選択といえます。エリア外の場合はビッグローブ光の10ギガプランが代替案となり、料金を最重視するならNURO光、ドコモユーザーならドコモ光を検討することをおすすめします。

auひかりの10ギガ料金を最安値で利用するための実用ガイド

ここでは、auひかりの10ギガプランを最もお得に契約し、効果的に活用するための具体的な方法を解説します。単に契約するだけでなく、実際の速度性能や必要機器、キャンペーンの活用方法までを包括的にカバーし、読者が実際に10ギガプランを導入する際の判断材料を提供します。

また、契約前に知っておくべき注意点やデメリットについても詳しく説明し、後悔のない光回線選びをサポートします。プロバイダ選択から機器準備、契約手続きまでの実用的な情報をお届けします。

• auひかりの10Gの実測値と料金に見合うかどうか
• auひかりの5ギガエリアとの違いと最適な選択方法
• auひかりの1ギガ料金からの変更手続きと注意すべき点
• auひかりの10ギガルーターの選び方と必要な機器について
• 割引キャンペーンを活用して最安値で契約する方法
• 契約前に知っておくべき料金の注意点とデメリット

auひかりの10Gの実測値と料金に見合うかどうか

auひかりの10ギガプランの実測速度は、理論値の30～40%程度となる3,500～4,000Mbpsが一般的です。この数値は他社の10ギガプランと比較しても優秀な水準であり、独自回線を使用するauひかりの強みが発揮されています。

料金対効果を検証すると、月額6,248円～で約4Gbpsの実測速度を得られることから、1Mbpsあたり約1.6円という計算になります。これは1ギガプラン（月額5,390円で約500Mbps）の1Mbpsあたり約10.8円と比較して、約6倍のコストパフォーマンスを実現しています。

実測速度の詳細データ比較

プラン	理論値	平均実測値	実測率	月額料金	コスパ（円/Mbps）
1ギガ	1,000Mbps	500Mbps	50%	5,390円	10.8円
5ギガ	5,000Mbps	1,000Mbps	20%	5,390円	5.4円
10ギガ	10,000Mbps	3,800Mbps	38%	6,248円	1.6円

実際のユーザー評価を見ると、オンラインゲームでのping値は1～3ms程度と非常に優秀で、4K動画のストリーミングや大容量ファイルのダウンロードも快適に行えています。特に複数デバイスでの同時利用において、1ギガプランでは体感できない安定性を発揮します。

利用場面別の速度要件と10ギガの必要性

• メール・Web閲覧：10Mbps程度で十分、10ギガは不要
• HD動画視聴：25Mbps程度、1ギガプランで対応可能
• 4K動画視聴：50～100Mbps、5ギガプランでも対応可能
• オンラインゲーム：100Mbps＋低ping、10ギガの恩恵大
• 大容量アップロード：500Mbps以上、10ギガが最適
• 複数人同時利用：家族4人なら10ギガが推奨

検証の結果、10ギガプランが真価を発揮するのは以下のような場面です。家族4人以上での同時インターネット利用、YouTubeやTwitchでの配信活動、クラウドストレージへの大容量データ同期、在宅ワークでのビデオ会議と資料共有の並行処理などが該当します。

一方で、一人暮らしでWebサイト閲覧や動画視聴が中心の場合、月額1,000円以上の追加料金を支払うメリットは限定的です。年間約12,000円の追加投資に見合う利用シーンがあるかどうかが判断の分かれ目となります。

auひかりの5ギガエリアとの違いと最適な選択方法

auひかりの5ギガと10ギガプランは同一エリアで提供されているため、エリア面での違いはありません。両プランとも東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域限定で、同じ提供判定で利用可否が決まります。

料金面では、5ギガプランは超高速スタートプログラムにより3年間は1ギガプランと同額で利用できる一方、10ギガプランは同プログラム適用後も月額858円の追加料金が発生します。実測速度は5ギガで約1,000Mbps、10ギガで約3,800Mbpsと大きな差があります。

5ギガと10ギガの詳細比較表

項目	5ギガプラン	10ギガプラン	差額・差分
提供エリア	関東1都3県の一部	関東1都3県の一部	同一
月額料金（3年間）	5,390円	6,248円	+858円
月額料金（4年目以降）	5,940円	6,798円	+858円
平均実測速度	1,000Mbps	3,800Mbps	3.8倍
対応プロバイダ	7社	7社	同一

最適な選択方法は利用用途と予算のバランスで決まります。5ギガプランは「1ギガでは物足りないが10ギガは高すぎる」という層に最適で、実際に多くのユーザーがこの中間プランを選択しています。

用途別推奨プラン選択基準

• 5ギガ推奨ケース：家族2～3人、HD～4K動画視聴、軽いオンラインゲーム
• 10ギガ推奨ケース：家族4人以上、配信活動、プロゲーマー、在宅ワーク重視
• 1ギガで十分ケース：一人暮らし、Web閲覧・メール中心、動画視聴は時々

プラン変更は後から可能ですが、5ギガから10ギガへの変更は申し込み完了から最大24時間後に利用開始となり、機器交換は不要です。一方、1ギガから5ギガ・10ギガへの変更では専用のホームゲートウェイ交換が必要になりますが、交換手数料は無料です。

auスマートバリュー適用者の場合、4年目以降も高速サービス利用料から550円の割引が継続されるため、長期利用を前提とするなら5ギガプランの実質負担は月額390円となり、コストパフォーマンスがさらに向上します。

auひかりの1ギガ料金からの変更手続きと注意すべき点

既存のauひかり1ギガプランから10ギガプランへの変更は、新規契約よりも簡単な手続きで完了します。プロバイダがau one netの場合はMy auから手続き可能で、他のプロバイダでは各社の窓口への申し込みが必要です。

変更手続きでは専用のホームゲートウェイ（BL3000HM）への交換が必要ですが、交換手数料は無料です。また、一部のケースでは追加工事が必要になる場合もありますが、多くの場合は機器交換のみで対応できます。

プロバイダ別変更手続き方法

プロバイダ	申し込み方法	受付時間	必要な情報
au one net	My auアプリ・Web	24時間	契約者情報・希望速度
@nifty	@nifty会員サポート	10:00～19:00	@nifty ID・契約内容
So-net	So-netサポートデスク	9:00～18:00	So-net ID・契約者情報
BIGLOBE	BIGLOBEカスタマーサポート	9:00～18:00	BIGLOBE ID・契約情報

My auからの手続き手順は以下の通りです。ログイン後、「契約内容の確認・変更」から「auひかり ホーム10ギガ・5ギガへのお申し込み」を選択し、希望する速度プラン（10ギガ）を選択します。機器の配送先住所と配送希望日を指定して申し込みを完了させます。

変更時の注意点と制約事項

• 12か月最低利用期間：変更月から12か月間は10ギガプランの継続が必要
• 期間内解約時の違約金：12か月未満での解約は2,750円の追加解約金
• 月額料金の日割り：変更月は1ギガと10ギガの料金が併存
• 機器交換の立ち会い：光コンセント未設置の場合は工事が必要
• 古い機器の返却：30日以内に返却しないと機器損害金が発生

変更手続きの完了から機器到着まで約1週間、機器交換から利用開始まで約1日程度が目安です。利用開始は新しいホームゲートウェイを接続した時点となり、接続されない場合は機器配送完了日から60日後に自動的に利用開始となります。

料金面での注意点として、変更月は1ギガプランの基本料金に加えて10ギガプランの高速サービス利用料が日割りで加算されます。また、超高速スタートプログラムの割引も変更月から適用開始となるため、実質的な追加負担は最小限に抑えられます。

auひかりの10ギガルーターの選び方と必要な機器について

auひかりの10ギガプランでは、専用のホームゲートウェイ（BL3000HM）が標準提供されますが、最大性能を引き出すには追加の周辺機器が必要です。特に10Gbps対応のLANケーブルとネットワークカードは必須で、これらがないと1Gbps程度の速度に制限されてしまいます。

無線LAN機能については、BL3000HMにWi-Fi6（IEEE 802.11ax）対応機能が内蔵されており、月額550円で利用できます。ただし、auスマートバリュー適用時は月額330円に割引され、2024年9月までは無料で利用可能でした。

10ギガ対応に必要な機器一覧

機器名	必要性	推奨規格	参考価格	備考
LANケーブル	必須	CAT6A以上	500～1,000円	auひかりから提供あり
LANカード	必須（PC接続時）	10GBASE-T対応	5,000～15,000円	PCスペックに依存
Wi-Fi6ルーター	推奨	IEEE 802.11ax	10,000～30,000円	HGW内蔵でも可
スイッチングハブ	任意	10Gbps対応	20,000～50,000円	複数機器接続時

パソコンでの有線接続を前提とする場合、10GBASE-T対応のLANカードまたはUSBアダプターが必要です。多くのパソコンは1Gbps対応のLANポートしか搭載していないため、この部分のアップグレードが最も重要な投資となります。

推奨機器の選択基準

• LANカード選択時：IntelやBroadcom製チップ搭載品を優先
• LANケーブル選択時：CAT6A、CAT7、CAT8のいずれかを選択
• Wi-Fiルーター選択時：Wi-Fi6E対応機種なら将来性も考慮可能
• 予算重視の場合：HGW内蔵無線LAN機能の活用を検討

セットアップ手順については、まず提供された専用LANケーブル（CAT6A対応）を使用してホームゲートウェイとパソコンを接続します。パソコン側に10GBASE-T対応LANカードを増設している場合、デバイスマネージャーで正常に認識されていることを確認してください。

Wi-Fi接続時の注意点として、10ギガの性能をフルに活用するには6GHz帯対応のWi-Fi6E機器が理想的ですが、実際の利用環境では5GHz帯のWi-Fi6でも十分な性能を発揮します。電波干渉の少ない環境であれば、実測で2～3Gbps程度の速度を期待できます。

割引キャンペーンを活用して最安値で契約する方法

auひかりの10ギガプランを最安値で契約するには、プロバイダ選択とキャンペーン活用が重要です。GMOとくとくBBでは最大115,000円のキャッシュバックを提供しており、オプション加入なしでも73,000円の還元を受けられます。

公式キャンペーンの超高速スタートプログラムに加えて、各プロバイダが独自のキャンペーンを実施しているため、これらを組み合わせることで実質的な月額料金を大幅に削減できます。さらにauスマートバリューを適用すれば、長期的なコスト削減効果は更に大きくなります。

主要プロバイダのキャンペーン比較

プロバイダ	キャッシュバック額	適用条件	受取時期	その他特典
GMOとくとくBB	最大115,000円	ネット+電話+割引適用	11・23か月後	高性能Wi-Fiルーター
@nifty	最大70,000円	ネット+電話	8・24か月後	36か月間858円割引
So-net	最大70,000円	ネット+電話	10か月後	Wi-Fiルーター6か月無料
BIGLOBE	最大70,000円	ネット+電話	11・24か月後	Wi-Fiルーター6か月無料

最安値契約のための戦略として、まずキャッシュバック金額の多いプロバイダを選択し、auひかり電話への加入で工事費実質無料とauスマートバリューの適用を確実にします。電話サービスを使わない場合でも、月額550円の負担で年間13,200円のスマホ割引を受けられる計算です。

キャンペーン活用の手順と注意点

1. プロバイダ比較：キャッシュバック額と受取条件を精査
2. 申し込みタイミング：月末近くは避けて余裕を持った日程で
3. 必要オプション確認：auひかり電話の加入可否を検討
4. キャッシュバック申請：指定期間内での手続きを確実に実行
5. スマートバリュー適用：開通後1か月以内にauショップで手続き

キャッシュバックの受取を確実にするため、申し込み時に登録したメールアドレスを定期的にチェックし、申請用URLの案内を見逃さないよう注意が必要です。多くのプロバイダでは開通から10～11か月後に申請案内が送られるため、カレンダーアプリなどでリマインダーを設定することをおすすめします。

実質月額料金を計算すると、GMOとくとくBBで最大キャッシュバックを受けた場合、3年間の平均月額は約3,500円となり、1ギガプランよりも安価に10ギガの高速通信を利用できます。ただし、この金額は各種割引とキャッシュバックを全て適用した理想的なケースであることに注意してください。

長期利用時の総費用シミュレーション

期間	基本料金	キャッシュバック	スマホ割引	実質月額
1年目	77,616円	-77,000円	-13,200円	-1,049円
2年目	76,296円	-38,000円	-13,200円	2,091円
3年目	74,976円	0円	-13,200円	5,148円
4年目以降	81,576円	0円	-13,200円	5,698円

他社から乗り換える場合は、auひかり乗り換えスタートサポートにより最大55,000円の違約金還元も受けられます。これにより、現在の光回線に不満があっても解約費用を気にせずにauひかりへの移行が可能です。申請には他社サービスの解約証明書が必要となるため、解約時の書類は必ず保管しておきましょう。

契約前に知っておくべき料金の注意点とデメリット

auひかりの10ギガプランには、契約前に理解しておくべき重要な制約とコストがあります。最も大きなデメリットは提供エリアの限定性で、関東1都3県の一部地域でしか利用できません。

また、10ギガプランには通常の契約期間による解約金とは別に、12か月の最低利用期間が設定されており、期間内に解約すると2,750円の追加解約金が発生します。さらに、真の10ギガ性能を発揮するには周辺機器への追加投資が必要で、総額で数万円のコストがかかる場合があります。

隠れたコストと制約事項一覧

項目	内容	金額・条件	回避方法
エリア制限	関東一部のみ	利用不可地域多数	事前のエリア確認必須
12か月縛り	最低利用期間	期間内解約で2,750円	12か月以上の利用計画
周辺機器費用	10Gbps対応機器	5,000～50,000円	段階的な機器導入
工事費残債	35か月未満解約時	最大41,250円	35か月以上の継続利用
回線撤去費	2022年6月以前契約者	31,680円（強制）	撤去工事の実施

料金面でのデメリットとして、4年目以降は超高速スタートプログラムの割引が終了し、auスマートバリュー非適用者は月額料金が6,798円に上昇します。これは1ギガプランと比較して月額1,408円、年間16,896円の追加負担となります。

契約判断時のチェックポイント

• 提供エリア確認：公式サイトでの詳細エリア判定実施
• 利用期間計画：最低35か月の利用を前提とした検討
• 速度要件分析：現在の1ギガ環境での不満点の明確化
• 機器投資予算：10Gbps対応機器の購入計画策定
• 家族構成考慮：同時利用者数と用途の将来予測
• 代替案検討：他社10ギガプランとの比較検討

技術的な制約として、10ギガの最大性能を発揮するには有線接続が前提となり、Wi-Fi接続では理論上の速度は大幅に制限されます。また、多くのWebサービスやコンテンツ配信では1Gbps程度がボトルネックとなるため、実際の体感速度向上は限定的な場面に留まる可能性があります。

最終的な判断基準として、月額1,000円以上の追加投資に見合う明確な用途があるか、35か月以上の長期利用が確実か、auスマートバリューによる総合的なコストメリットが得られるかの3点を慎重に検討することが重要です。これらの条件を満たさない場合は、5ギガプランや他社サービスの検討をおすすめします。

まとめ

本記事のポイントをまとめます。

• auひかり10ギガプランは月額6,468円〜で、超高速スタートプログラムにより3年間は月額858円の追加料金で利用可能
• 提供エリアは東京・神奈川・埼玉・千葉の一部地域に限定され、戸建てタイプでのみ利用できる
• 実測速度は平均3,500〜4,000Mbpsで、1ギガプランの約8倍の性能を発揮する
• 5ギガプランは3年間1ギガプランと同額で利用でき、コストパフォーマンスが優秀である
• 1ギガから10ギガへの変更は機器交換のみで完了し、交換手数料は無料
• 10Gbps対応のLANカードとCAT6A以上のLANケーブルが最大性能発揮に必要
• GMOとくとくBBでは最大115,000円のキャッシュバックを提供中
• auスマートバリュー適用により4年目以降も高速サービス利用料から550円の割引が継続
• 沖縄ではauひかりちゅらが10ギガプランを月額7,370円〜で提供している
• 他社10ギガプランと比較すると料金は中程度だが、独自回線により安定した高速通信を実現
• 12か月の最低利用期間があり、期間内解約で2,750円の追加解約金が発生する
• 工事費は35回分割で実質無料だが、途中解約時は残債の一括請求がある
• 家族4人以上の同時利用や配信活動、大容量ファイル扱いで真価を発揮する
• エリア拡大は順次予定されているが具体的なスケジュールは未公表
• Wi-Fi接続では理論値より大幅に制限されるため有線接続が推奨される