LINEMOの事務手数料は無料！初期費用・解約手数料・SIM再発行料金を徹底解説

携帯電話の乗り換えを検討する際、多くの方が気になるのが契約時の初期費用です。

従来の格安SIMや大手キャリアでは3,000円程度の事務手数料が一般的でしたが、LINEMOでは事務手数料が完全無料となっています。しかし、「本当に追加費用は一切かからないの？」「解約手数料や他の手数料はどうなの？」といった疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、LINEMOの事務手数料無料の仕組みから、SIM再発行料金、eSIMから物理SIMへの変更手数料、解約手数料の発生条件まで、料金に関わる全ての情報を詳しく解説します。

また、料金プランの詳細や料金シミュレーション方法、LINEMOキャンペーンの活用術、他社格安SIMとの手数料比較まで、契約前に知っておきたいポイントを網羅的にご紹介します。

LINEMOの事務手数料は無料！初期費用と料金プランの基本情報

ここではLINEMOの事務手数料が無料になる仕組みと、初期費用や料金プランの詳細について解説します。LINEMOは新規契約・乗り換え時の事務手数料が完全無料で、従来の格安SIMや大手キャリアで必要だった3,300円程度の初期費用が一切かかりません。さらに、SIMカード発行手数料や再発行手数料なども全て無料となっており、気軽に契約できる料金体系を実現しています。

• LINEMOの事務手数料が無料になる理由とオンライン専用のメリット
• LINEMOの料金プランと月額基本料の詳細解説
• LINEMOの料金シミュレーションで月々の支払い額を計算
• LINEMOの初月の日割り計算と契約時にかかる実際の費用
• LINEMOキャンペーンで得られるポイント還元の活用方法

LINEMOの事務手数料が無料になる理由とオンライン専用のメリット

LINEMOが事務手数料を無料にできる最大の理由は、オンライン専用サービスによる徹底したコスト削減にあります。従来の携帯電話会社では店舗運営費や人件費が大きな負担となっていましたが、LINEMOはこれらのコストを大幅に削減することで、お客様への還元を実現しています。

具体的には、店舗の家賃や設備費、スタッフの給与、研修費用などの運営コストが不要となり、その分を事務手数料の無料化や月額料金の安さに反映させています。また、申し込み手続きも自動化されたシステムで処理されるため、個別の対応コストも最小限に抑えられているのです。

LINEMOのコスト削減要因

• 店舗運営費の削減：家賃、光熱費、設備投資が不要
• 人件費の大幅カット：店頭スタッフ、研修費用、管理コストが不要
• 申し込み手続きの自動化：システム処理による効率化
• チャットサポートの活用：電話サポートより低コストで運営
• ペーパーレス化：書類作成・郵送コストの削減

また、LINEMOはソフトバンクのサブブランドという位置づけのため、SIMカード準備料も発生しません。格安SIMの多くは他社からSIMカードを調達する際に433円程度の準備料がかかりますが、LINEMOではこの費用も不要です。

さらに、契約後のSIM再発行や物理SIMからeSIMへの変更、eSIMから物理SIMへの変更なども全て無料となっており、利用者にとって非常に使いやすい料金体系を実現しています。これは他社では数千円の手数料がかかることも多い中、LINEMOの大きな魅力の一つと言えるでしょう。

LINEMOの料金プランと月額基本料の詳細解説

LINEMOの料金プランは、ベストプランとベストプランVの2種類から選択可能で、利用者のデータ使用量に応じて最適なプランを選べます。ベストプランは3GBまで990円、10GBまで2,090円の段階制となっており、ベストプランVは30GBで2,970円の定額制です。

どちらのプランもLINEギガフリー機能が標準装備されており、LINEアプリでのトークや音声通話、ビデオ通話が無制限で利用できます。これにより、実質的に利用できるデータ量は表示容量よりも多くなり、コストパフォーマンスの高さを実現しています。

LINEMOの料金プラン詳細比較

プラン名	データ容量	月額料金（税込）	データ超過後速度	通話料金
ベストプラン	3GB/10GB	990円/2,090円	300kbps/128kbps	22円/30秒
ベストプランV	30GB	2,970円	1Mbps/128kbps	22円/30秒

ベストプランの特徴は、月間3GBまでなら990円の低料金で利用でき、データ使用量が多い月でも10GBまで2,090円で対応できる点です。データ容量を超過した場合でも、3GB超過後は300kbps、10GB超過後は128kbpsで通信が継続できるため、完全に使えなくなることはありません。

一方、ベストプランVは30GBの大容量を月額2,970円で利用でき、5分以内の通話かけ放題が標準で付帯しています。動画視聴やゲームを頻繁に楽しむ方、テザリングを多用する方に適したプランと言えるでしょう。容量超過後も1Mbpsの速度が維持されるため、通常のWebサイト閲覧やSNS利用には支障がありません。

プラン選択の目安

• ベストプラン（3GB）おすすめ：Wi-Fi中心の利用、LINE通話メイン
• ベストプラン（10GB）おすすめ：外出先でのSNS・動画視聴が適度
• ベストプランVおすすめ：動画・ゲーム重用、テザリング多用

LINEMOの料金シミュレーションで月々の支払い額を計算

LINEMOの実際の月額支払い額は、選択するプランと通話オプションの組み合わせによって決まります。基本的な料金シミュレーションを行うことで、自分に最適なプランと月々の支払い額を事前に把握できます。

通話オプションには、5分以内通話かけ放題（月額550円）と通話時間無制限のかけ放題（月額1,650円）があり、月間の通話時間に応じて選択することで、トータルの通信費を最適化できます。また、データ容量が不足した場合の追加データ購入費用（1GBあたり550円）も考慮する必要があります。

利用パターン別料金シミュレーション

利用パターン	推奨プラン	通話オプション	月額料金（税込）
ライトユーザー	ベストプラン（3GB）	なし	990円
標準的ユーザー	ベストプラン（10GB）	5分かけ放題	2,640円
ヘビーユーザー	ベストプランV（30GB）	標準付帯	2,970円
通話重視ユーザー	ベストプラン（3GB）	無制限かけ放題	2,640円

具体的な計算例として、月間5GBのデータを使用し、10分程度の通話を月5回程度する標準的な利用パターンを想定してみましょう。この場合、ベストプラン（10GB）に5分かけ放題オプションを追加すると、月額2,640円となります。

一方、データ使用量が月間3GB以下で、通話もLINE通話をメインに利用する場合は、ベストプラン（3GB）のみで月額990円という非常にリーズナブルな料金で利用できます。LINEギガフリーにより、LINE通話のデータ消費がゼロになるため、実質的な通話料金も大幅に節約可能です。

年間コスト比較

• ベストプラン（3GB）：年間11,880円（月額990円×12ヶ月）
• ベストプラン（10GB）：年間25,080円（月額2,090円×12ヶ月）
• ベストプランV（30GB）：年間35,640円（月額2,970円×12ヶ月）
• 他社大手キャリア平均：年間84,000円程度（月額7,000円相当）

大手キャリアと比較すると、LINEMOでは年間で5万円以上の節約が可能なケースも多く、長期的に見ると非常に大きなメリットがあります。特に、家族全員でLINEMOに乗り換えれば、家計の通信費を大幅に削減できるでしょう。

LINEMOの初月の日割り計算と契約時にかかる実際の費用

LINEMOの初月料金は基本料金が日割り計算され、契約日から月末までの利用日数分のみ請求されます。例えば、月額2,970円のベストプランVを8月26日に契約した場合、31日間のうち6日間の利用となり、574円の日割り料金が請求されます。

オプション料金についても、多くが日割り計算の対象となりますが、一部のオプションでは初月無料や満額請求となるケースもあります。また、通話料やデータ追加購入費用は実際に使用した分だけが請求されるため、初月の支払額を正確に把握するには各項目を個別に確認する必要があります。

初月料金の詳細内訳

項目	計算方法	備考
基本料金	日割り計算	契約日から月末まで
通話定額オプション	日割り計算	キャンペーン割引も日割り適用
端末保証オプション	日割り計算	加入日から日割り
通話準定額	初月無料	キャンペーン期間中
LINE MUSIC	初月無料	初回申し込み時のみ

具体的な計算例として、ベストプランV（月額2,970円）を8月26日に契約し、通話定額オプション（キャンペーン適用で月額550円）を同時に申し込んだ場合を見てみましょう。8月は31日あるため、6日間の利用で基本料金は574円、通話定額オプションは106円となり、合計680円が初月の請求額です。

一方、他社から乗り換える場合は、前の携帯会社での月額料金も同月内で満額請求されることが一般的です。そのため、月末近くにLINEMOへ乗り換えることで、両社への支払いを最小限に抑えることができます。

契約タイミング別の初月料金例

• 月初（1日）契約：ベストプランV満額2,970円
• 月中（15日）契約：ベストプランV約1,485円（半額）
• 月末（26日）契約：ベストプランV約574円（約2割）
• 通話料・データ追加：実使用分のみ請求

なお、契約時に必要な事務手数料やSIM発行手数料は前述の通り完全無料のため、初月に支払う費用は基本料金とオプション料金の日割り分、および実際に利用した通話料やデータ追加費用のみとなります。これにより、非常に気軽にサービスを開始できる料金設定を実現しています。

LINEMOキャンペーンで得られるポイント還元の活用方法

LINEMOでは新規契約・他社乗り換え時に最大20,000円相当のPayPayポイント還元キャンペーンを実施しており、実質的な利用料金をさらに安くできます。キャンペーン内容は契約タイミングやプラン選択によって異なるため、最適なタイミングでの契約がポイント還元額を最大化する鍵となります。

PayPayポイントは付与から180日間の有効期限があり、PayPay加盟店での支払いやオンラインショッピングで1ポイント1円として利用できます。還元されたポイントを通信費の節約に充てることで、実質的な月額料金をゼロ円近くまで下げることも可能です。

キャンペーン別ポイント還元額

プラン	契約種別	還元ポイント	実質料金への影響
ベストプラン	他社乗り換え	14,000pt	約14ヶ月分の料金相当
ベストプラン	新規契約	3,000pt	約3ヶ月分の料金相当
ベストプランV	他社乗り換え	20,000pt	約6.7ヶ月分の料金相当
ベストプランV	新規契約	6,000pt	約2ヶ月分の料金相当

特に注目すべきは、ベストプランへの他社乗り換えで14,000ポイントが還元される点です。月額990円で利用する場合、約14ヶ月分の料金に相当するため、1年以上実質無料で利用できる計算になります。これは他の格安SIMと比較しても非常に魅力的な還元率と言えるでしょう。

ポイント受け取りの注意点

• PayPayアプリの事前準備：ポイント受け取りにはPayPayアカウントが必要
• 開通確認の実施：契約後の開通確認作業が必要
• 付与タイミング：開通月の翌々月末頃に付与
• 有効期限の管理：付与から180日以内に利用必須
• キャンペーン期間の確認：期間限定のため申し込み前に要確認

ポイント還元を最大限活用するには、PayPayを日常的に利用できる環境を整えておくことが重要です。コンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなど多くの店舗で利用できるため、食費や日用品代の節約にも活用できます。また、Yahoo!ショッピングやPayPayモールでのオンライン購入にも利用でき、実質的な家計支出の削減効果が期待できます。

LINEMOの事務手数料以外で発生する手数料と解約時の注意点

ここではLINEMOで発生する可能性がある各種手数料と、解約時に注意すべきポイントについて詳しく解説します。LINEMOは契約事務手数料が無料である一方、特定の条件下では契約解除料や他社への乗り換え時に費用が発生する場合があります。また、端末関連の手続きやSIM再発行についても、無料で対応できる範囲と有料になるケースを正確に把握しておくことが重要です。事前に手数料体系を理解することで、予期しない追加費用を避けて最適なタイミングで各種手続きを実施できます。

• LINEMOのSIM再発行料金とeSIMから物理SIMへの変更手数料
• LINEMOの解約手数料と契約解除料が発生する条件
• LINEMOのMNP転出手数料と他社乗り換え時にかかる費用の詳細
• SIMロック解除手数料と端末関連で必要な手続き費用
• LINEMOと他社格安SIMの事務手数料比較
• LINEMOの手数料で注意すべきポイントと節約術

LINEMOのSIM再発行料金とeSIMから物理SIMへの変更手数料

LINEMOではSIM再発行や物理SIMとeSIM間の変更手数料が全て無料となっており、他社で一般的な3,000円程度の手数料負担がありません。これにより、SIMカードの紛失や破損、機種変更時のSIM変更などを気軽に実施できます。

特にeSIMの活用においては、プロファイルの再発行や他の端末への移行も何度でも無料で対応可能です。物理SIMから eSIMへの変更も、オンライン手続きで即日対応でき、配送を待つ必要がないというメリットもあります。

SIM関連手数料の詳細

手続き内容	LINEMO	他社一般的な料金	対応方法
SIM再発行	無料	3,000円～3,300円	My Menuから申し込み
eSIM再発行	無料	440円～3,300円	24時間オンライン対応
物理SIM→eSIM	無料	3,300円程度	即日変更可能
eSIM→物理SIM	無料	3,300円程度	配送で2-3日

SIM再発行が必要になる主な場面として、端末の紛失・盗難、SIMカードの物理的破損、サイズ変更（標準・micro・nano間の変更）などがあります。LINEMOでは、これらすべてのケースで手数料が発生しないため、安心して手続きを進められます。

SIM変更手続きの注意点

• 回線切替受付時間：4時～23時15分（時間外は翌営業日扱い）
• eSIM対応端末の確認：iPhone XS以降、一部Android端末のみ対応
• データバックアップ：回線停止前に必要なデータを保存
• Wi-Fi環境の準備：eSIM設定時にインターネット接続が必要
• QRコード表示：eSIM設定時は別端末でQRコードを表示

機種変更時のeSIM移行では、新端末でのプロファイルダウンロードが必要になります。この際、旧端末のeSIMプロファイルは自動的に無効になるため、新端末での設定完了まで通信が利用できません。そのため、重要な連絡が予想される時間帯は避けて手続きを行うことをおすすめします。

LINEMOの解約手数料と契約解除料が発生する条件

LINEMOでは原則として解約手数料は無料ですが、契約当月に解約する場合のみ990円の契約解除料が発生します。この制度は、短期解約による事業者側の損失を防ぐ目的で設定されており、契約から1ヶ月経過後の解約では一切費用がかかりません。

契約解除料の発生条件を正確に理解することで、不要な費用を避けて解約手続きを進められます。また、解約月の月額料金は日割り計算されないため、解約タイミングの調整も重要なポイントとなります。

契約解除料の発生条件

解約タイミング	契約解除料	月額料金	備考
契約当月	990円	日割り計算	8日間キャンセル除く
翌月以降	無料	満額請求	いつでも無料解約可能

8日間キャンセル制度を利用した場合は、契約当月であっても契約解除料990円は発生しません。この制度は、電波状況の不良や想定していたサービス内容との相違がある場合に利用できる救済措置です。ただし、利用した通話料やデータ追加費用は請求されるため注意が必要です。

解約手続きの流れと注意点

• 解約方法の選択：通常解約またはMNP転出の決定
• My Menuにログイン：契約者本人による手続きが必須
• 解約手続きの実施：オンラインで24時間受付
• 回線停止の確認：手続き当日に通信サービス終了
• SIMカードの処分：返却不要、自己責任で破棄

解約手続きは20時までに実施すれば当日中に反映され、20時以降の手続きは翌9時の扱いとなります。解約後はMy Menuに90日間ログイン可能ですが、ログイン方法が電話番号からSoftBank IDに変更される点にご注意ください。また、解約手続き完了後のキャンセルはできないため、慎重に判断することが大切です。

LINEMOのMNP転出手数料と他社乗り換え時にかかる費用の詳細

LINEMOからの MNP転出手数料は完全無料で、電話番号を維持したまま他社に乗り換える際の追加費用は発生しません。従来多くの携帯会社で徴収されていた3,300円程度のMNP転出手数料が廃止されており、気軽に他社サービスを検討できる環境が整っています。

MNPワンストップ制度の導入により、対応事業者への乗り換えではMNP予約番号の発行も不要となりました。これにより、乗り換え手続きが大幅に簡素化され、手続きミスによる不通期間のリスクも軽減されています。

MNP転出の費用比較

項目	LINEMO	従来の一般的な料金	現在の他社状況
MNP転出手数料	無料	3,300円	多くの事業者で無料化
MNP予約番号発行	無料	無料	現在は業界標準
解約月の月額料金	満額請求	満額請求	日割りなしが一般的

MNPワンストップ対応事業者

• 大手キャリア：ドコモ、au、ソフトバンク
• サブブランド：UQモバイル、ワイモバイル、ahamo、povo
• 主要格安SIM：楽天モバイル、mineo、IIJmio、NUROモバイル
• その他：日本通信SIM、イオンモバイル、センターモバイル

MNP転出時の注意点として、転出完了のタイミングが重要です。MNP予約番号を発行しただけでは解約にならず、乗り換え先での開通手続き完了時点でLINEMOが自動解約されます。そのため、開通が翌月にずれ込むと2ヶ月分の月額料金が発生する可能性があります。

また、乗り換え先の事業者によっては契約事務手数料や初期費用が発生する場合があるため、総合的なコスト計算を行った上で乗り換えを判断することをおすすめします。LINEMOから同じソフトバンクグループ（ソフトバンク、ワイモバイル）への移行では、より簡便な手続きが利用できる場合もあります。

SIMロック解除手数料と端末関連で必要な手続き費用

LINEMOではSIMロック解除手数料は発生しませんが、利用予定の端末によってはSIMロック解除が必要な場合があります。SIMロック解除は各キャリアで実施する手続きであり、手数料や対応方法はキャリアごとに異なります。

2021年10月以降に販売された端末はSIMロックが原則として禁止されているため、比較的新しい端末では解除手続きが不要です。ただし、それ以前に購入した端末や中古端末を利用する場合は、事前の確認と適切な手続きが必要となります。

キャリア別SIMロック解除手数料

キャリア	オンライン手続き	店頭手続き	電話手続き
ドコモ	無料	3,300円	3,300円
au	無料	3,300円	対応なし
ソフトバンク	無料	3,300円	対応なし
楽天モバイル	無料	対応なし	対応なし

SIMロック解除の必要性確認手順

• 端末の購入時期確認：2021年10月以降は原則SIMフリー
• 購入キャリアの特定：ドコモ、au、ソフトバンク等の確認
• LINEMO動作確認：公式サイトで対応端末リストを確認
• SIMロック状態の確認：端末設定から現在の状態を確認
• 解除手続きの実施：必要に応じてキャリアで手続き

端末購入時のキャリアとLINEMOを提供するソフトバンクが同じ場合、SIMロック解除は不要です。しかし、ドコモやauで購入した端末をLINEMOで利用する場合は、SIMロック解除が必要になることが多いため、契約前に必ず確認してください。

また、LINEMOでは端末の販売を行っていないため、故障時の修理や機種変更時の端末調達は利用者自身で対応する必要があります。ただし、iPhone向けには「持込端末保証 with AppleCare Services」が提供されており、月額料金を支払うことで修理サポートを受けることができます。

LINEMOと他社格安SIMの事務手数料比較

LINEMOの事務手数料無料は格安SIM業界でも特に優れた特徴の一つで、多くの競合他社が3,000円前後の初期費用を徴収している中で大きな差別化要素となっています。この無料化により、気軽にサービスを試せる環境が整っており、乗り換えハードルの大幅な低減を実現しています。

格安SIM各社の手数料体系を比較することで、LINEMOの料金的優位性と長期利用時のメリットが明確になります。特に初期費用の差は、サービス開始直後の負担に大きく影響するため、慎重な検討が必要です。

主要格安SIMの事務手数料比較

サービス名	契約事務手数料	SIM発行手数料	合計初期費用
LINEMO	無料	無料	0円
ahamo	無料	無料	0円
povo	無料	無料	0円
楽天モバイル	無料	無料	0円
mineo	3,300円	440円	3,740円
IIJmio	3,300円	433円	3,733円

大手キャリアのオンライン専用ブランド（LINEMO、ahamo、povo）では事務手数料無料が標準化されている一方、従来の格安SIM事業者では依然として3,000円程度の初期費用が必要です。これは運営コスト構造の違いによるもので、店舗を持たないオンライン専用サービスの優位性を示しています。

その他手数料の比較

• SIM再発行手数料：LINEMOは無料、他社は2,000～3,300円
• eSIM再発行手数料：LINEMOは無料、他社は440～3,300円
• MNP転出手数料：現在は多くの事業者で無料化済み
• 解約手数料：LINEMOは当月のみ990円、他社は多くが無料
• プラン変更手数料：LINEMOは無料、他社も多くが無料

長期利用を想定した場合、初期費用の差額は月額料金の違いと合わせて検討する必要があります。例えば、初期費用が3,300円高い格安SIMでも、月額料金が300円安ければ約11ヶ月で初期費用分の差額を回収できる計算になります。ただし、LINEMOのLINEギガフリー機能や通信品質を考慮すると、単純な料金比較だけでは判断できない付加価値があることも重要な要素です。

LINEMOの手数料で注意すべきポイントと節約術

LINEMOの手数料体系を最大限活用するには、契約タイミングと各種手続きのタイミングを適切に調整することが重要です。事務手数料無料の恩恵を受けつつ、その他の費用も最小限に抑える戦略的なアプローチが、通信費全体の最適化につながります。

特に解約や乗り換えを検討する際は、月額料金の請求タイミングと手数料発生条件を正確に把握しておくことで、数千円から数万円の節約効果を期待できます。また、eSIMの活用やキャンペーンの戦略的利用も重要な節約ポイントです。

手数料節約のための戦略

• 契約タイミングの最適化：月末近くの契約で初月料金を最小化
• 解約タイミングの調整：翌月以降の解約で契約解除料を回避
• eSIMの積極活用：即日開通で配送コストを削減
• キャンペーン期間の活用：ポイント還元で実質コストを削減
• オンライン手続きの徹底：店頭手数料を完全回避

よくある手数料発生パターンと回避方法

発生パターン	手数料額	回避方法	注意点
契約当月の解約	990円	翌月まで利用継続	8日間キャンセルは除外
SIMロック解除	0～3,300円	オンライン手続き選択	キャリア別に手数料異なる
端末故障時の対応	修理費実費	持込端末保証加入	iPhone限定サービス
データ容量超過	550円/GB	プラン変更で対応	月1回まで変更可能

手数料節約で最も効果が大きいのは、契約タイミングの最適化です。月末に近いタイミングで契約することで、初月の日割り料金を最小限に抑えられます。

また、他社からの乗り換えでは、前の契約の解約月料金も考慮して、両社への支払い総額を最小化できるタイミングを選択することが重要です。

長期利用時の節約ポイント

• プラン変更の活用：月ごとの使用量に合わせた最適プラン選択
• LINEギガフリーの最大活用：LINE通話でデータ・通話料節約
• キャンペーン情報の定期確認：追加特典の見逃し防止
• 通話オプションの見直し：実際の通話時間に応じた最適化
• eSIMデュアルSIMの活用：他社サービスとの使い分け

長期的な視点では、LINEMOの各種手数料無料制度を活用して、定期的なプラン見直しや他社サービスとの使い分けを実施することで、通信費全体を最適化できます。

特にeSIMを活用したデュアルSIM運用では、用途に応じて複数の回線を使い分けることで、それぞれの契約での無駄な料金支払いを避けられます。

また、2025年8月以降の事務手数料改定についても注意が必要です。現在無料の各種手数料が有料化される可能性もあるため、改定前のタイミングで必要な手続きを完了させておくことで、将来的な追加費用を回避できる場合があります。

定期的に公式サイトで最新の料金体系を確認し、変更があった場合は速やかに対応することをおすすめします。

まとめ

本記事のポイントをまとめます。

• LINEMOは契約事務手数料・SIM発行手数料が完全無料である
• オンライン専用サービスによるコスト削減で事務手数料無料を実現している
• ベストプランは3GB 990円・10GB 2,090円の段階制料金プランである
• ベストプランVは30GB 2,970円で5分かけ放題が標準付帯している
• 初月料金は基本料金・オプション料金ともに日割り計算される
• 他社乗り換えで最大20,000円相当のPayPayポイント還元キャンペーンがある
• SIM再発行・eSIM再発行・物理SIMとeSIM間の変更手数料は全て無料である
• 解約手数料は原則無料だが契約当月のみ990円の契約解除料が発生する
• MNP転出手数料は完全無料でMNPワンストップにも対応している
• SIMロック解除はキャリア別に手数料が異なりオンライン手続きで無料化できる
• 主要格安SIMの多くが3,000円程度の事務手数料を徴収している中でLINEMOは無料である
• 契約タイミングを月末近くにすることで初月料金を最小化できる
• 解約は翌月以降に実施することで契約解除料990円を回避できる
• eSIMの活用により即日開通・配送コスト削減のメリットがある
• 2025年8月以降の事務手数料改定に注意して早めの手続きが推奨される